新型スイフト発表!デザイン微妙、エセハイブリッド搭載で勝ち目あるの?

     2017/03/04

新型スイフトが発表されました! 発売は2017年1月4日です。

内外装デザインやスペック、価格などについて見てみましょう。エンジンラインナップが残念!?

新型スイフトの試乗レビューはこちら↓

 

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エクステリアデザイン

フロントマスク

流出した画像そのまんまでしたね。基本はキープコンセプトですね。細かい造形は現代的な造りになりましたが、基本は先代スイフトから変化していません。

先代スイフト(3代目)

フロントマスクは中央にグリルを大きく開ける形になりました。グリルからヘッドライトへの繋げ方やグリルのサイズはデミオに近いものがあります。グリル中央に赤いラインを水平に入れるのは完全にデミオディーゼルのパクリですね。

マツダ・デミオ

でもグリルが六角形(長方形の横を広げた形)になっているせいか、格下のトヨタ・パッソ[モーダ]に似ているようにも感じてしまいます。

トヨタ・パッソ[モーダ]

実際に並べるとあまり似ていませんが、どうも印象が似ている気がします。パッソの中身は軽自動車ですからね。こんなのに似ていると言われても嬉しくないでしょう。

Aピラーを黒く塗って屋根が浮いたように見えるデザインや、フロントガラスを立ててキャビンを四角くみせる辺りは先代そのままです。そもそも先代となる3代目スイフトもキープコンセプトで、2代目スイフトからほとんどイメージそのままでした。

2代目スイフト(2004年)

つまり基本的なデザインイメージは2004年から12年変わっていないということですね。新型スイフトも普通にいけば7年くらい売り続けるでしょうから、実に20年近く同じコンセプトのデザインを使い続けることになります。スポーツカーではよくあることですが、飽きられると売れなくなる実用車ではなかなかに珍しいことです。

歴代マツダ・デミオ

デミオなんかは毎世代コンセプトが違うんですよね。[広さ → 走り → 小型 → 上質]とノラリクラリとコンセプトを変えてきています。現行デミオは素晴らしい出来なんですが、先代は時代に合わずあまり売れませんでした。

さて戻ってスイフトですが、マツダ・デミオや日産・ノートといったカッコ良いデザインのコンパクトカーが増えている中での車としては正直安っぽいですね。

日産・ノート

フロントマスクに凝った造形が無いからか、軽自動車っぽさがあるんですよね。上質とは無縁のデザインです。

トヨタ・アクア

最量販車・アクアと並べると、まぁ似たようなもんですかね。トヨタの方がデザインに「トヨタらしさ」を出せている分良さそうです。スイフトのフロントマスクには「スズキらしさ」はありません。ある意味「軽自動車っぽい」とか「安っぽい」というのがスズキらしさなのかもしれませんけどね。スズキを軽自動車専門メーカーだと誤解している人も多いみたいですし。

リアデザイン

あれ?ドイツ車が映っている?と思ったらスイフトでした。BMW・1シリーズとよーく似ていますね。

BMW・1シリーズ

先代スイフトからは随分雰囲気を変えてきました。先代のリアのダサさからは、かなり良くなったと思います。

先代スイフト

1シリーズと似ているとはいえ、テールランプの形状はフロントのデザインとの整合性は取れています。ようやくコンパクトカークラスで人並みのリアデザインになったんじゃないかなぁと思います。

サイドライン

バカの一つ覚えのようにみんなしてリアドアハンドル隠しをしていますね。もういいよ。発表されたばかりのトヨタ・C-HRも、日産・ジュークを真似てリアドアハンドル隠しをしています。C-HRの方が凝っていますけどね。

一方スイフトは教科書通りの隠し方。特別な工夫も見当たらず。単に流行っているから採用しただけという感じです。ドアハンドルは隠すのに、ルーフラインは先代と同じく箱っぽさのある形をしているのでちぐはぐです。

元々はアルファロメオやシトロエンが4ドアセダン/5ドアハッチバックを2ドアセダン/クーペっぽく見せるためにドアハンドルを隠していたのに、こんな箱状の車で同じことをやっても意味不明です。スライドドアのミニバンにでも見せたいんでしょうか。

ハイエース

デザインに理由というか信念が無いんですよね。「リアドアハンドルを隠すのが流行っているので、ウチもやりましょうか」みたいな。

インテリアデザイン

あーあ、って感じですね。とりあえず下の3枚を見てください。

センターのエアコンルーバーからナビにかけてはアルファロメオ・MiTo。

エアコン操作スイッチからシフトレバーにかけてとメーターはアルファロメオ・ジュリエッタ。

ステアリングはマツダを真似てダイハツに対抗。

なんだこれ。独自性なんてありゃしない。

ディーラーに入ってきたら実際に見てみようと思いますが、現時点ではかなり残念な感じですね。

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ハイブリッドシステム搭載? またしてもエセ

新型スイフトのスペック表にはデカデカと「ハイブリッドシステム」と書かれています。

なーにがハイブリッドシステムだよ。ソリオのハイブリッドにも劣る、ただの「S-エネチャージ」じゃねぇか。モーター発進もできないたった3馬力のモーターを載せただけで意気揚々と「ハイブリッド」だなんて言わないでくれ。

採用車種 プリウス,
アクア など
フィットハイブリッド
など
ソリオ ソリオ
スイフト
モーター出力
(目安)
60~80馬力 20~40馬力 10~20馬力 ~10馬力
エンジン/モーター
バランス
同等 エンジン優位 エンジン優位 エンジン中心
モーター単独発進 ×
モーター単独走行 × ×
自動車業界での
呼び方
ストロングハイブリッド マイルドハイブリッド
スズキの呼び方 フルハイブリッド S-エネチャージ
マイルドハイブリッド

最近出たソリオの「マシなハイブリッド」ですらありません。スズキの「マイルドハイブリッド」は走りにはマジで意味がない。

こんなの「エセハイブリッド」ですからね。燃費以外に何のメリットもありません。静かに発進とかモーター分のパワー増強とか皆無ですからね。

しかも10年10万キロの燃料費差額はたった6.3万円。なのに車両価格はほぼ同じ装備で16.2万円アップ。なんのために用意してるかって?計算できない人のためにですよ。あなたはその車で25万キロも乗るんですか? 計算できない人はコレを使ってください↓

スペック&価格

新型スイフトは2種類のエンジンが用意されます。

メインは直列4気筒1.2L自然吸気エンジンです。91ps/12.0kgmというスペックは1.2Lとしては比較的高性能ですが、コンパクトカーで1.2Lメインというのは寂しいですね。1.3Lと1.5Lをラインナップするのが的確かと思います。

もう一つ用意されるのが、1.0Lターボエンジンです。ダウンサイジングターボということですね。

このサイズで1.0Lターボなら排気量的に問題はないと思いますが、なんと3気筒エンジンです。これは残念! 3気筒の方が燃費は良くしやすいですが、振動と騒音が残念なことになります。このターボエンジン、あまり売る気は無いようで、170万円~の単一グレードのみの設定です。

MTが豊富! でもスイスポはまだ無し

スイフトが珍しいのは、MTが3グレードに用意されているところです。エセハイブリッドグレードはCVTオンリーですが、ガソリンエンジンの「XG」「XL」とMT専用グレード(!)の「RS」が用意されます。コンパクトカーでMTを積極的にラインナップしているのはスイフトとデミオだけですね。

ただ、「RS」はスイフトスポーツではありません。搭載エンジンはノーマルスイフトと同じで、単にエクステリアパーツが追加されるだけです。今後スイフトスポーツが設定されると嬉しいですね!

スペック比較

スペックを比較してみましょう。スイフトからは最低グレードとダウンサイジングターボ。エセハイブリッドは買う価値が無いので外しました。

ライバルにはコンパクトカーで断トツに完成度が高いマツダ・デミオと、国産コンパクトカーと同クラスでダウンサイジングターボを搭載しているフォルクスワーゲン・ポロです。

車種 スズキ・スイフト マツダ・デミオ フォルクスワーゲン・ポロ
グレード XG RSt 13C TSIトレンドライン
全長 3,840 mm 4,060 mm 3,995 mm
全幅 1,695 mm 1,685 mm
全高 1,500 mm 1,460 mm
ホイールベース 2,450 mm 2,570 mm 2,470 mm
車重 870 kg 930 kg 1,020 kg 1,130 kg
駆動方式 FF
トランスミッション CVT/5MT 6AT 6AT 7AT
エンジン形式 直列4気筒 直列3気筒 直列4気筒
排気量 1.2L ガソリン 1.0L ガソリンターボ 1.3L ガソリン 1.2L ガソリンターボ
最高出力 91ps / 6,000rpm 102ps / 5,500rpm 92ps / 6,000rpm 90ps / 4,400-5,400rpm
最大トルク 12.0kgm / 4,400rpm 15.3kgm / 1,700-4,500rpm 12.3kgm / 4,000rpm 16.3kgm / 1,400-3,500rpm
フロントサス ストラット
リアサス トーションビーム
燃費 24.0 km/L
(4.2 L/100km)
20.0 km/L
(5.0 L/100km)
24.6 km/L
(4.1 L/100km)
22.2 km/L
(4.5 L/100km)
年間燃料費 5.1 万円 6.1 万円 5.0 万円 5.5 万円
価格 134 万円~ 170 万円~ 135 万円~ 200 万円~

※ 年間10,000kmで計算

スペック上のトピックは車重が軽いことですね。800kg台というとムーヴなどの軽トールワゴン系と同程度。最低車重は840kg(MT車)で、同じスズキのイグニスと共に1.2Lクラスでは最軽量です。パワーウエイトレシオ(車重÷出力)は9.56 kg/PSで、ベンツCクラスの1.6LターボアウディA3の1.4Lターボに匹敵します。

価格は高すぎる

スイフトは一応コンパクトカークラスに入りますが、サイズやエンジンはA寄りのBセグメントなんですよね。なのに134万円では高すぎます。しかも1.2L。ヴィッツ1.3Lが145万円~(1.0Lは129万円~)なので対抗できるのでしょうけど、スイフトの内容なら125万円くらいが妥当だと思います。

1.0Lターボは170万円。たけーよ! ポロも十分高すぎますが、あっちは4気筒で1.2Lターボ+DCT。スイフトのターボはソリオハイブリッドのようなシングルクラッチ式ではなく、単なるトルコン式AT。これで170万円はさすがに高すぎます。

まとめ

外観は安っぽい。内装はパクリ。スペックはやや低め or エセハイブリッド or 3気筒ターボ。価格は高め。これじゃ発売する前から負け戦じゃないか! 足回りなどの実際の走りは乗ってみて評価することにします。

1.4Lターボとかでスイフトスポーツが出ればまた話は違ってくるんですけどね。期待して待ちましょう。

新型スイフトの試乗レビューはこちら↓

スイフトのグレード構成&価格はこちら↓

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