ヴィッツより小さな普通車(軽以外):国産車 全8車種一覧!

     2017/03/23

ヴィッツクラスよりも小さい車がいいけど、軽自動車はイヤ! という人のために小さい普通車(正確には登録車)をまとめました。

まずは国産車 全8車種を見てみましょう! 輸入車編はこちら

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実用車

まずは実用重視で作られた6車種です。

スズキ・ソリオ(三菱・デリカD:2)

国産実用車のうちで最も幅が小さいのがスズキ・ソリオです。全幅は1,625mmしかありません。

ソリオは元々軽のワゴンRを元にエンジンとボディを拡大して作られた車でしたが、売れるようになったので現在は別設計になっています。でも設計が独立しても造りは完全に軽自動車の延長。やたら背が高かったり重かったりするのはタントなどの軽トールワゴンと同じです。全高は下のルーミー/タンクと共に1,700mm超え。安定感のある走りが期待できないばかりか、軽トールワゴンと共に衝突時に横転のリスクがあります。

軽のS-エネチャージをそのまま積んで「マイルドハイブリッド」を名乗るという暴挙に出ましたが、後にモーター発進ができるハイブリッドも追加されました。でもプリウスやアクアとはまるで違うので勘違いしないように。

スズキ・イグニス

ソリオとプラットフォームを共有しつつ、SUVに仕立てたのがイグニスです。「小型SUV」と呼ばれるエスクード,CX-3,ヴェゼルなどと比べても一回り小さく、軽SUVのハスラーとの間を埋めるモデルとなっています。リアドアからリアハッチにかけてのデザインはアルトとも共通しています。

SUV人気にあやかって新ジャンルを開拓しようとしたイグニスですが、同じスズキのBセグメントコンパクトカー・スイフトがフルモデルチェンジしたこともあってよく売れているとは言えない状況です。街で見かけることも少なく影が薄いですね。全高は1,550mmを少し超えるので機械式立体駐車場には停められません。

トヨタ・ルーミー / タンク
(ダイハツ・トール / スバル・ジャスティ)

スズキ・ソリオが独立車種になってから遅れること6年、後追い商法で有名なトヨタから出されたソリオ対抗車種がトヨタ・ルーミー/タンクです。

トヨタからは販売店の違いでルーミーとタンクという2つの車種に分かれていて、フロントデザインが異なります。さらにダイハツとスバルにもOEM供給されて計4車名という分かりにくい販売方法になっています。しかも選べるグレードとデザインの組み合わせが限られるというハチャメチャぶり。開発・生産はダイハツ(トヨタの子会社)ですが、販売の中心はあくまでトヨタのようです。

そして何よりイタいのが、後出しなのにソリオにスペックでも走りでも負けているということです。

トヨタ・パッソ(ダイハツ・ブーン)

パッソ,マーチ,ミラージュの3台はヴィッツなどのBセグメントコンパクトカーのうちでやや幅の狭い車種です。いずれも全高は1,550mm以内なので、機械式立体駐車場にも停められます。

トヨタ・パッソはヴィッツよりやや小さいコンパクトカーです。先代までは外観がまともでしたが、2016年に発売された3代目はぐっと安っぽくなりました。ほとんど軽にしか見えません。「軽じゃないK」とかいう意味が分からない(というか伝わらない)宣伝が余計分かりにくくしています。

トヨタ・パッソはダイハツからOEM供給されています。ダイハツからはブーンという名前でも販売されていますが、パッソの方が圧倒的に有名なのは販売力の差でしょうね。

中途半端にパッソにするくらいなら価格の変わらないヴィッツを買った方がいいですよ絶対。

日産・マーチ

日産のコンパクトカー・マーチ。シリーズハイブリッドで売れているノートより一回り小さいサイズです。

先代の頃は可愛らしいデザインで指名買いされる車だったのに、現行マーチはタイ生産に切り替わって品質がガクっと落ち、評判も一気に地に落ちました。特に選ぶ理由なし。

三菱・ミラージュ

不正に次ぐ不正が次々に発覚した三菱のコンパクトカーがミラージュです。ただでさえ価格でしか競争できないタイプの車だったのに、燃費不正の話まで出てきては買う気になりませんよね。

ミラージュは元々1.0Lのみでしたが、非力過ぎるとの声を受けて1.2Lが追加され、2016年1月には1.2Lのみになりました。2016年1月のマイナーチェンジではややイカツい顔つきに変わりましたね。

スペック一覧

主にベースとなるグレードで、スペック表を作りました。

車種 スズキ
ソリオ
スズキ
イグニス
トヨタ
ルーミー/タンク
トヨタ
パッソ
日産
マーチ
三菱
ミラージュ
グレード G ハイブリッドMG X X S M
全長 3,710 mm 3,700 mm 3,650 mm 3,825 mm 3,795 mm
全幅 1,625 mm 1,660 mm 1,670 mm 1,665 mm
全高 1,745 mm 1,595 mm 1,735 mm 1,525 mm 1,515 mm 1,505 mm
ホイールベース 2,480 mm 2,435 mm 2,490 mm 2,450 mm
車重 930 kg 850 kg 1,070 kg 910 kg 940 kg 900 kg
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
エンジン形式 直列4気筒 直列3気筒
排気量 1.2L ガソリン 1.2L ガソリン
+ミニモーター
1.0L ガソリン 1.2L ガソリン
最高出力 91 ps 69 ps 79 ps 78 ps
最大トルク 12.0 kgm 9.4 kgm 10.8 kgm 10.2 kgm
サスペンション
(フロント/リア)
ストラット / トーションビーム
燃費 24.8 km/L
(4.0 L/100km)
28.8 km/L
(3.5 L/100km)
24.6 km/L
(4.1 L/100km)
28.0 km/L
(3.6 L/100km)
21.4 km/L
(4.7 L/100km)
年間燃料費
(10,000km)
レギュラー126.6円
5.1 万円 4.4 万円 5.1 万円 4.5 万円 5.9 万円
価格 145 万円~ 138 万円~ 146 万円~ 115 万円~ 115 万円~ 138 万円~

※ 三菱自動車の燃費不正のため信頼できるデータ無し。

このクラスの車をまともに走らせようとしたら1.2Lは必要です。1.0Lでは街乗りですら非力さを感じることでしょう。ソリオのようにボディサイズが大きく重たいと、1.2Lでも物足りなさを感じることがあると思います。

いずれにしてもどの車も高速道路を快適に走るのは難しいでしょう。少なくとも1.3L以上のエンジンと常識的なボディ形状(ソリオやルーミーは幅に対して背が高すぎて不安定)が必要となります。

トランスミッションは燃費重視でフィーリングの悪いCVTばかりですね。ソリオの「フルハイブリッド」だけはシングルクラッチ式ATを採用しています。

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趣味車

趣味でしか選ばれないであろう車にも、このサイズの車種があります。

スズキ・ジムニーシエラ

軽自動車ながら本格オフロード車の構造をもつジムニーをベースに、エンジンとボディサイズの変更を受けて普通車登録としたのがジムニーシエラです。

エンジンは1.3Lでここの他の車種に比べて余裕があり、駆動方式はジムニー譲りの本格的なパートタイム4WD。トランスミッションは5MTと4ATがあります。

ミツオカ・ビュート

日産の現行マーチ(4代目)をベースに、光岡自動車がクラシックカー風に仕立てたのがビュートです。

基本の車体形状はセダンで、ボディ外観の変更を受けてマーチ(3,825×1,665mm)よりも大きい4,515×1,680mmというサイズに拡大されています。唯一「なでしこ」というグレードだけはほぼフロントのみの外観変更となるのでサイズはマーチとさほど変わりません。特に全幅はマーチと同じ1,665mmです。

他人と違う車に乗りたいという人には光岡自動車は一つの良い選択肢になるかもしれません。中身は(タイ生産ですが)大手日本メーカー製ですしね。

スペック一覧

車種 スズキ・ジムニーシエラ ミツオカ・ビュート
グレード ベースグレード なでしこ 12ST
全長 3,600 mm 3,980 mm 4,515 mm
全幅 1,600 mm 1,665 mm 1,680 mm
全高 1,705 mm 1,515 mm 1,550 mm
ホイールベース 2,250 mm 2,450 mm
車重 1,060 kg 960 kg 1,035 kg
駆動方式 P4WD FF
トランスミッション 5MT CVT
エンジン形式 直列4気筒 直列3気筒
排気量 1.3L ガソリン 1.2L ガソリン
最高出力 88ps / 6,000rpm 79ps / 6,000rpm
最大トルク 12.0kgm / 4,000rpm 10.8kgm / 4,400rpm
フロント
サスペンション
マルチリンク 車軸 ストラット
燃費 13.6 km/L
(7.4 L/100km)
年間燃料費
(10,000km)
レギュラー126.6円
9.3 万円
価格 167 万円~ 178 万円~ 239 万円~

まとめ

実用車は大きく分けると、軽トールワゴンを太らせた「ソリオ」「ルーミー/タンク」、コンパクトカーを小さくした「イグニス」「パッソ」「マーチ」「ミラージュ」の2タイプあることが分かりました。よく売れているのはソリオとパッソでしょうね。

でも実用車はどれも「税金などの諸費用が安いのが魅力の軽自動車」「まともな走行性能のあるヴィッツクラス」に挟まれて積極的に選びたくなるような車ではありません。でも交通の便の悪い郊外ではソリオをやたらよく見かけます。軽は嫌だけど安くて広いのがいいという人は結構多いのでしょうね。

趣味車の方は面白い2台が入りましたが、どちらもサイズの小ささで選ぶわけではないでしょう。コンパクトながら他車には無い特徴を出した2台ですね。

輸入車編はこちら↓

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