NDロードスター用DHT(固定式ハードトップ)が登場!市販車用の発売はいつ?

   

現行ロードスター(4代目ND型)用の固定式ハードトップ(デタッチャブルハードトップ,DHT)が発表されました。

でも使用できる車両は限られている……?

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固定式ハードトップ

幌を装備するタイプのオープンカーでは、幌であることのメリットと共に、幌に起因するいくつかの問題を抱えています。

メリット

デメリット

  • 耐候性の低さ(劣化や暑さなど)
  • 遮音性の低さ
  • 雨漏りのリスク
  • 防犯性の低さ

各デメリットを抑えるための工夫がなされているわけですが、カッターで切られるなどのリスクは解消できていません。まぁよっぽど治安の悪い地域でなく車内に財布やカバンを放置しなければ、幌を切られる被害を受けることなんてめったにありませんけどね。

それに「走行性能やデザインを理由にロードスターを買ったが、オープンにすることはほとんど無い」という人がいるのも事実。そういう人のために電動ハードトップのRHTやRFがあるわけですが、軽さや価格の面では幌の方に利があります。

そんな人のための装備が固定式(取り外し式)ハードトップ「デタッチャブルハードトップ(DHT)」です。

使うときは幌をたたみ(または取り外し)、車体に載せて固定します。RHTやRFと違って「たたむ」という機能はないので、使わないときは取り外してガレージにしまっておく必要があります。

DHTのメリット・デメリット

メリット

  • 幌よりも遥かに高い耐候性
  • 高い遮音性
  • モーターなどが無い分、RHTよりも軽い
  • 刃物で切られるリスク無し
  • 一般に[幌+DHT]の方が[RHT/RF]よりも安い
  • RHTやRFのような故障リスクが無い
  • 車体に固定するので剛性を上げられる

デメリット

  • 出先で外すことができない
  • 付け外しが大変(一般には二人作業)
  • 保管する場所が必要
  • 幌よりは重い

開閉可能であることと、耐候性や防犯性を両立しようとすればRHTやRFにすべきということです。

NDロードスター用DHTが登場

先代までの歴代ロードスターには純正オプションとしてDHTが用意されていました。特に2代目(NB)まではソフトトップのみ(クーペ除く)だったので、RHTが選択できる3代目(NC)よりも需要が大きかったというのもあるでしょう。

でも現行ロードスターにはDHTが用意されていませんでした。それがやっと公式に登場したというわけです。

適用車両限定

残念ながら今回発表されたDHTを取り付けられる車両は限定されています。統一した車両で行われるワンメイクレース「グローバルMX-5カップ」用の車両「グローバルMX-5カップ仕様車」専用です。

グローバルMX-5カップ仕様車

この「グローバルMX-5カップ仕様車」は、まずそもそも公道走行ができる仕様ではありません。完全にサーキット走行専用の車両ということです。エンジンスペックは通常のロードスターの2.0Lエンジン車と変わりませんが、車重は大きく削られ定員は一人。オープンかつ幌も無し。しかも価格は788万円。普通の人が買う車ではありませんね。

今回発表されたハードトップはこの車専用なので、オーナーしか購入できません。ハードトップの価格は4,420ドル(約49万円)と高額ですが、車両の高さを考えれば妥当な商売なのでしょうね。

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市販車用のDHTは?

では市販の(普通の)現行ロードスター用のDHTは出ないのかというと、出る可能性は低そうです。理由は2つ。

マツダは販売予定がないと名言

まず、マツダ自身が販売予定が無いと言っていることです。すでにRFが発売された現状でわざわざDHTを用意する必要があるとも思えません。

先代NC型の場合は、販売開始時点でRHTの存在は公表されていませんでした。まずは幌仕様を、ということを考えると、NCの先代NB型までに用意していたDHTを出さないわけにはいかなかったという事情があるでしょう。現行ND型の場合は、先代のRHTの存在からも電動ハードトップが出ることはある程度予想されていました。ハードトップが欲しい人は電動ハードトップ(RF)の発売まで待ってくださいということなのでしょう。

車両に固定具があるが……

もう一つは固定具が無いことです。NA・NB・NCにはいずれも幌後方にDHTを固定するための金具がありました。

写真はロードスター10周年記念サインカー

この金具の前方のボルトをDHT用のものに交換し、そこにDHTを固定する仕組みになっています。

現行ロードスターには金具はありませんが、同じ場所が独立したパネルになっています。内部はDHT固定可能な構造になっているそうです。じゃあDHTを発売予定が?というとそうでも無い様子。このパネルについてロードスターの山本主査は「サードパーティーがハードトップを容易に取り付けやすいようにしている」そうです。

ハードトップを取り付けてもクーペにはなりません。ロードスターのコンセプトは「オープン2シーター」なので、ロードスターの本質からは外れてしまいます。

という趣旨の発言もしたそうです。販売予定がないというのは事実なのでしょうね。

まとめ

今回は残念ながら市販車用ではありませんでした。ロードスターRFでも欠点はある(価格・故障リスク・2Lしかないなど)ので、ロードスターに乗る人の中にはDHTを好む人もいるでしょう。カップカー専用とはいえ開発コストをかけて作ったのですから、需要が十分あると判断されれば市販車用にも発売される可能性もあるでしょうね。

新型ロードスターのレビューまとめはこちら↓

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