ロードスターと124スパイダーを徹底比較!トルク&パワー編

     2017/02/14

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日本人とイタリア人の奇妙な兄弟、マツダ・ロードスターとアバルト・124スパイダーを徹底比較します。

今回は、エンジンの出力特性、トルクとパワーを見てみましょう。

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ロードスターと124スパイダー

ロードスターと124スパイダーのエンジン関連スペックは以下の通りです。

マツダ
ロードスター
ND-1-2-s
アバルト
124スパイダー
abarth-124spider-cut2
車重 6MT:990~1,040 kg
6AT:1,050~1,060 kg
6MT:1,130kg
6AT:1,150kg
エンジン名 SKYACTIV-G マルチエア
エンジン形式 直列4気筒 DOHC
(カム吸排気)
直列4気筒 SOHC
(油圧吸気・カム排気)
排気量 1,496cc 自然吸気 1,368cc ターボ
最高出力 131ps / 7,000rpm 170ps / 5,500rpm
最大トルク 15.3kgm / 4,800rpm 25.5kgm / 2,500rpm
0-100km/h 加速 8.3秒* 6.8秒
最高速度 204 km/h 232 km/h
パワーウェイトレシオ 6MT:7.6~7.9 kg/ps
6AT:8.0~8.1 kg/ps
6MT:6.6 kg/ps
6AT:6.8 kg/ps
備考 2.0Lモデル追加の可能性あり ジュリエッタ,500Xと同じエンジン

最大の違いは、排気量と過給器です。ロードスターは1.5L NAの素直な小排気量エンジン、124スパイダーはダウンサイジングターボの1.4Lターボエンジンです。

ロードスターと124スパイダーのトルクカーブ

ロードスターと124スパイダーのエンジン出力特性は以下の通りです。

データ元

データの出所について触れておきましょう。

ロードスターはマツダ技報からデータを得ました。数値的にもかなり正確でしょう。レッドゾーンは7,500rpmからですが、技報のデータは7,200rpmまでだったのでそれに従うことにします。一応7,000~7,500rpmは「ストライプゾーン」となっていて、シフトアップを推奨しています。

ND-meter

124スパイダーは公式のデータが見つかりませんでしたが、同じエンジンを積むアルファロメオ・ジュリエッタで実測したデータがあったのでそちらを使いました。最大トルク回転数などに多少のズレが見られますが、他の実測などと比べても、カタログスペックに即した良いデータのようです。0-100km/h加速や最高速度の値とも大きな矛盾はありません。

ジュリエッタと124スパイダーの出力特性には多少の違いがあるとは思いますが、最大トルク・最高出力、それぞれの発揮回転数は同一なのでほとんど同じ特性になっていると思います。

トルク特性の違い

ロードスターは1.5L自然吸気エンジン、124スパイダーは1.4Lターボエンジンを搭載しています。かなり特性が違いますね。

ロードスターは明確に「フラット」です。自然吸気エンジンの特性でもありますが、1,500rpmでも最大トルクの85%、レッドゾーン入口の7,200rpmでも最大トルクの84%を維持しています。特に最高回転数でもトルクが落ちないのは高回転の伸びを感じさせるので良く回ると感じさせます。

一方ターボエンジンの124スパイダーは大きな変動があります。ターボが効いていない1,500rpmでは排気量が小さい分ロードスターより小さなトルクしか出ませんが、2,000rpmを超えたあたりからググッとトルクが増してきています。比較的低回転からトルクが大きいのはダウンサイジングターボの特徴ですね。

レッドゾーンはロードスターより低い6,500rpmです。6,000rpm以上はトルクの落ちが大きいので、このエンジンの場合これ以上回す意味はあまりありません。

最大トルクは1.7倍

トルクの絶対的数値は124スパイダーの方が圧倒的に上です。最大トルクで見るとロードスター15.3kgm、124スパイダー25.5kgmと1.7倍にもなります。

アメリカやヨーロッパで販売されている2.0L自然吸気エンジンを搭載したロードスターでも、最大トルクは20.4kgmです。ターボの威力を思い知らされますね。

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エンジンパワー

パワーは以下のようになります。

engine-power

ロードスターの特性

ロードスターは回転数に応じてほぼリニアにパワーが増加する素直な特性。トルクがかなりフラットですからね。

高回転まで回してもパワーの落ちを感じることはほとんどありませんでした。グラフにすると、なるほど7,000rpm以降でもパワーはほとんど落ちていません。

124スパイダーの特性

124スパイダーは2,000rpm→3,000rpmで一気にパワーが増加しています。その後は4,500rpm辺りまでリニアに上昇。この範囲はトルクがフラットに近いですからね。

5,000rpm付近では多少パワーが落ちています。ここから最高出力に向けてもう一度上昇。6,000rpm以上はパワーが落ちてしまいます。シフトアップすると約4,500rpmになる(2→3速、3→4速)のでそのまま6,500rpmまで回した方がパワーが出ますが、体感では「6,000rpm以降の伸びが悪い」と感じてしまいます。

実際に愛車のジュリエッタで6,500rpmまで回すと、6,000rpm辺りから伸びの悪さというか息苦しさを感じます。レシプロターボエンジンの宿命でしょうかね。ロードスターがすんなり7,000rpm以上まで回るのとは対照的です。

最高出力は1.3倍

[パワー=トルク×回転数]です。最大トルクでは1.7倍という差がついていましたが、ロードスターは最高回転数が高く最高回転数付近までトルクがほとんど落ちないので、最大トルクの割に最高出力が伸びています。仮に6,500rpmまでなら、最高出力は125馬力に留まりました。

まとめ

ターボの威力をまざまざと見せつけられた感じですね。1.4Lながらターボになると、1.5L自然吸気を大幅に上回る性能になります。

次回は走行時の加速力を比べてみようと思います。エンジン性能差が走りにどう影響するかが見られますよ!

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