ポルシェボクスターS試乗レビュー!高級スポーツカーのデザインは価格に見合っているか

     2015/08/12

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ポルシェのエントリースポーツカー「ボクスター」を試乗してきました。ポルシェヒエラルキーでは安価なスポーツカーとして設定されているものの、スタート価格は687万円。高級スポーツカーのデザインはその金額に見合うものなのでしょうか?

 

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エクステリアデザイン

ポルシェ・911(991型)

ポルシェ・911(991型)

伝統的なポルシェ・911のデザインコンセプトをベースにしていながらも、911と同じく現代に合わせたアレンジと、911からの種種の変更を加えられたデザインになっています。911からは、エンジン搭載位置の変更(リアオーバーハング → リアミッドシップ)、オープン化(ボクスターのクローズド版「ケイマン」もある)、定員の変更(2+2 → 2シーター)があり、さらにはポルシェのフラッグシップスポーツカーである911に対してエントリースポーツカーであるという立ち位置も含めてややおとなしいデザインにまとめられています。

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2シーターオープンスポーツの方程式に従った美しいデザインです。サイズは4,380×1,800×1,280mmと、全長・全幅こそCセグメントクラスではありますが、2シーターなので空間の使い方がリッチです。リアミッドシップなのでフロントを無駄に伸ばす必要がなくほぼ中央にキャビンを収め、フロントボンネットとリアエンジンルームが対称にバランス良く配置されています。

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ポルシェ・ボクスター

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ポルシェ・911

RRの911に比べるとリアの重厚感が少なく、前端・後端がスッキリとまとめられている印象です。ボクスターは丸目ヘッドライトではないのが少しだけ残念ですが、それも仕方ないところですね。

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奇をてらわない落ち着いた構成のリアは好感が持てますが、やや腰高で洗練されきっていない印象もあります。性能だけでなくデザイン的にも911を超えるわけにはいかないんでしょうね……。

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インテリアデザイン

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これぞスポーツカー!というよりも「高級スポーツカー」らしいスポーティながらも上品で質感の高いデザインです。

インパネ

ヘッドライトの操作スイッチ類などにどことなくフォルクスワーゲングループの雰囲気が漂うものの、プレミアムスポーツカーの名に恥じない内装クオリティになっています。機能のオンオフスイッチが(かなりたくさん)並ぶ様はシンプルではないけれども、こういうメカメカしいデザインが好きな人も多いのでしょう。よく使うスイッチの場所を把握してしまえば操作性は悪くないと思います。少なくとも大衆車に並ぶオンオフスイッチのような安っぽさはありません。

シート

これもスポーツカーというより高級車のシートです。シート自体がかなり分厚く、しっとりと体を包んでくれます。反面、ドイツ人向けなのか私には(スポーツカーにしては)ややホールド感が低く感じてしまいました。

ポルシェという車自体が、多くのオーナーにとって「気合いを入れて乗るスポーツカー」というより「飛ばせば速いけどまったり乗れるスポーツカー」という立ち位置なのでしょうね。

クローズド時の車内環境は、天井が幌であること以外はケイマンとほとんど変わりませんでした。開ける気が無いなら別ですが、911みたいにシートが増えるわけじゃありませんしせっかくならオープンも楽しめるボクスターにしたいところですね。

まとめ

ボクスターのデザインはちゃんとプレミアムスポーツカーに見合った内容になっています。さすがにロータス・エリーゼレベルまでそぎ落とすと実用性的にも不安になりますが、大して変わらない価格でこんな完成度の高い高級車が存在すれば多くの人はボクスターを買うよなぁ当然、という感想になりました。

次回はボクスターSの走りをレビューします。

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