【東京モーターショーまとめ】マツダ編―もはやスポーツカーメーカーのような展示

   

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東京モーターショー2015が開幕しましたね!

私も実際に東京モーターショーに行ってきたので、雰囲気などを含めてメーカーごとにまとめました。特に重要な発表は別記事で詳しく書きます。

今回はマツダ編です。もちろんRX-VISIONの発表が目玉でしたが、他にもいろんなクルマが展示されていましたよ。

ロータリースポーツカーコンセプト「RX-VISION」

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何よりまずはRX-VISIONです。2012年のRX-8生産終了から3年の時を経てついに姿を現した、次世代ロータリースポーツのコンセプトカーです。

低く構えたボンネットに新型ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載し、曲面を多用した流麗なフォルムはRX-7を彷彿とさせます。

RX-VISIONについては長くなるので別記事に詳しくまとめました。

最近のマツダのコンセプトカーにしては珍しく、漢字では無いコンセプトカーでしたね。

2003年8月の楔(Kusabi)に始まり、鏑(KABURA)、颯爽、流雅、清(KIYORA)、雄(TAKERI)などなどコンセプトカーに漢字の名前を付けてきました。今回はRX-7、RX-8に続くロータリースポーツとして「RX」を入れたかったのでしょうね。(2003年以降も漢字でないコンセプトカーは出ているのでRX-VISIONだけが特殊というわけではありません)

コンセプトカー「越(KOERU)」

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次はSUVのコンセプトカー「越(KOERU)」です。こちらは漢字の名前が付けられていますね。

越はすでに9月のフランクフルトモーターショーで発表されていますので、今回が日本での初公開となりました。

デザインやディメンションからは、間もなく発表されるCX-9のコンセプトモデルと思われましたが、実際に見てみると現行中型SUV「CX-5」に近いサイズ感に思えました。定員も3列シートのCX-9に対して越は2列なので、CX-5の後継を想定してデザインされたようですね。

マツダ・CX-5

マツダ・CX-5

新型ロードスター

新型ロードスターの新グレードや特別仕様車も多数展示されていました。

グローバルMX-5カップ仕様

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ロードスターのレース仕様車です。実用性をガッツリ削ってレーシングカーに仕立てられています。定員は1名、幌や内装の内張は剥がされ、強固なロールバーが組まれていました。

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座ることはできませんでしたが、仕様の一部は公開されていました。

車種 マツダ・ロードスター
グレード グローバルMX-5カップ仕様 S
定員 1名 2名
全長 3,915 mm
全幅 1,735 mm
全高 1,220 mm 1,235 mm
ホイールベース 2,310 mm
車重 950 kg(暫定) 990 kg
駆動方式 FR
トランスミッション 6MT
エンジン形式 直列4気筒16バルブ
排気量 1,998 cc 1,496 cc
過給機 なし
最高出力 155hp / 6,600rpm 131ps / 7,000rpm
最大トルク 20.4kgm / 4,600rpm 15.3kgm / 4,800rpm
フロントサス ダブルウィッシュボーン
リアサス マルチリンク
タイヤサイズ 215/40 R17 195/50 R16
ブレーキ F:ブレンボ
R:ノーマル
F:ノーマル
R:ノーマル
その他 ECU
価格 249 万円~

NR-A パーティレース向け用品装着車

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先日発売された新グレード「NR-A」にパーティーレース向けの装備が追加された仕様で展示されていました。

装着されている「MAZDASPEED」のロゴの入ったフルバケットシートに座ることもできました。ノーマルシートやRSのレカロシートと比べて着座位置はかなり低く、私的にはかなりいいポジションでした。ロールバーもしっかり組まれていましたよ。

新グレード「RS」

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レカロシートを装備した新グレード「RS」は素の状態で展示されていました。

RS専用のレカロシートの着座感はなかなか良かったんですが、着座位置はノーマルシートや「S Leather Package」のレザーシートとほぼ同じなので、せっかくセミバケットシートにするならもう少し低くして欲しかったなぁというのが正直な所です。特にノーマルのファブリックシートは座面の柔らかさで若干沈み込むので、座面が結構硬めのRSレカロシートに比べると若干低く感じました。

ホールド感は他の純正セミバケと同等レベルで、スズキのアルトワークスのレカロ以上、新型シビックタイプRのオリジナルバケット以下という印象でした。

手動運転装置付きロードスター

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変わった仕様としては、足が不自由な人のための「手動運転装置」を装備したロードスターが展示されていました。ハンドルが片手で操作できるようになっていて、別途装備されるレバーでアクセル・ブレーキ操作をするそうです。

ハンディキャップを持つ人でもクルマを乗れるようにするというのは各社やっていることと思いますが、そういった方々にロードスターのように趣味性の高いクルマを扱う楽しさを感じてもらおうという試みはとても良いですね。

初代・2代目のロードスターは、足の力を使わずに幌を開閉するのはかなり難しかったんですが、4代目となる新型ロードスターの幌は着座姿勢のまま腕の力だけで幌の開閉ができるので、一人で出かけてる時に雨が降ってきても対応できそうですね。

ちなみに私が見に行ったときにはテレビの取材か何かが行われていました。

まとめ

こうしてモーターショーの展示を見ると、総合自動車メーカーなのに純スポーツカーメーカー(ポルシェなど)のような展示のしかたでしたね。メインはスポーツーカーのコンセプトモデル、隣にはロードスターがたくさん並び、SUVの越(KOERU)や歴代スカイアクティブモデルはやや外側に展示されていました。

私はこんな自動車メーカーが日本にあることを誇りに思います。今はマツダ車に乗っていませんが。

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