【東京モーターショーまとめ】トヨタ&ホンダ編―燃料電池とスポーツカー

     2015/11/03

toyota-s

東京モーターショー2015が開幕しましたね!

私も実際に東京モーターショーに行ってきたので、雰囲気などを含めてメーカーごとにまとめました。特に重要な発表は別記事で詳しく書きます。

まずは大きなメーカーから、トヨタとホンダです。

重大なトピック

メーカー問わず、重要な発表の一覧です。私の主観で注目度順にしました。

  • マツダがロータリーエンジン搭載を想定したコンセプトカー「RX-VISION」を初公開。
  • ホンダが量産燃料電池車「CLARITY」を初公開。
  • トヨタが小型FRスポーツのコンセプトカー「S-FR」を初公開。
  • レクサスが燃料電池車のコンセプトカー「LF-FC」を初公開。
  • スズキが軽ホットハッチ「アルトワークス」の復活を発表。
  • 各社の新型車、トヨタ・新型プリウス、ホンダ・NSX、スズキ・バレーノを日本初公開。

トヨタ

prius-01-s

トヨタ最大の目玉はもちろん日本で売れに売れているプリウスの新型モデルですね。1台が壇上に、2台が来場者が実際に座れるように用意されていました。

S-FR-01-s

小型FRスポーツのコンセプトカー「S-FR」は壇上にいました。それにしてもこの配色なんとかならないですかねぇ? 新型シエンタの発表でもどうかと思いましたが、この蛍光塗料カラーをスポーツカーやらプリウスやらに塗ると正直気持ち悪いです。

この写真だとS-FRがオープンカーにも見えますね。発表されたのはクーペですが、屋根or幌の収納場所さえなんとかなればオープンにするのはデザイン的には容易に見えます。4人乗りじゃなく2人乗りにすれば幌も収納できて微妙なデザインも解決して一石二鳥……ってそれだと名車マツダ・ロードスターに絶対勝てないので参戦しませんよね。

C-HR-s

C-HRは写真で見るよりコンセプトカー的でした。似たようなコンセプトでも、マツダ・越の方が現実的ですね。

あとは現実味のない燃料電池車とかぶっ飛んだデザインのコンセプトカー達でした。参考展示ってだけですね。

ホンダ

CLARITY-01-sホンダ・クラリティという燃料電池車がワールドプレミアされました。量産燃料電池車としてはすでにトヨタ・MIRAIで先手を打たれてしまっているので、正直インパクトに欠けますよね。デザイン的にも普通の大型セダンといった趣で特別感に欠けます。

思えばハイブリッドカーでは、初代プリウスが普通のデザインだったのに対して、ホンダの初代インサイトはスポーツカーっぽい要素のある変な変わったデザインでしたね。結果は皆さんご存知の通り。

燃料電池車ではトヨタの方がデザインに冒険が感じられるものの、どっちも普通のセダンにしましたね。そりゃその方が売れるでしょう。こんな先進的かつ高価なクルマは金のあるオジサン&老人がメイン客層なんでしょうから、保守的なデザインがいいに決まっています。影にテスラの大型EVセダン「モデルS」の成功が見え隠れ……。

壇上に鎮座していたクラリティは、まったく別のブースに普通に展示されていました。ドアはロックされていましたが、かなり間近で見られましたよ。

NSX-01-s

スーパーカー「NSX」が日本初公開されました。これはカッコいい! かなりメカメカしい感じがしますね。

車体は幅も長さも随分大きく、その分なのか車高はかなり低く見えました。実際には4,470×1,940×1,215mmです。車幅1,940mmは日本ではかなり乗りにくいですね。ちなみに先代は4,430×1,810×1,170mm。全長全高が4cm増加、全幅は13cm増加ですか。そりゃでっかく見えるわけだ。

Civic-R-01-s

日本発売が発表されたシビック タイプRです。こちらは車内に入ることができるようになっていました。車内に入れる展示車としては全メーカーで一番長く列ができていましたね。車両本体価格428万円だそうです。

まとめ

2社の特徴は、燃料電池事業に力を入れていることです。私は燃料電池車がEVに勝てるとは思えませんが。

トヨタの展示で流れている放送で「水素は水から作ることのできる、無くなることのないエネルギーです」とかいうアホな解説をしていました。水から水素を作るには、電気分解なり光触媒なり、他のエネルギーが必要になることは高校生でも分かります。そういう間違った解説で文系を誘導するのはやめていただきたいですね。

スポーツカー系統では、若者に受け入れられるスポーツカーを作りたいトヨタと、値段が高くても速い車を作るホンダ。こっちの分野は対照的でした。

 - 新車情報, 次期車種
 - , , , , , ,