マツダが新型CX-9を初公開!日本発売も決定した次世代SUVの姿→未だ発売されず

     2017/01/09

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マツダがロサンゼルスオートショーで3列SUVの「新型CX-9」を世界初公開しました! 3列シート車らしからぬスポーティなデザインに注目です!

そして予想通り日本での発売も決まったようです(JC08モード燃費が発表されていることからの推測)。

同時に、先代からダウンサイジングして搭載される2.5Lターボエンジンも発表されましたよ。

追記 世界初公開から1年以上経過しましたが、未だに日本発売に関しての情報がありません。MPV・プレマシー・ビアンテがいずれも生産終了して3列シート車が無くなったので、国内でもCX-9の需要は十分あると思うんですが、どうなのでしょうね。

マツダ・CX-9ってどんな車?

マツダ・CX-9は、マツダのラインナップでは最大サイズとなる3列シートのクロスオーバーSUVです。

初代CX-9(魂動デザイン採用後)

初代CX-9(魂動デザイン採用後)

先代となる初代CX-9は主に北米市場向けに作られていて、日本では販売されていませんでした。北米では大型ミニバン「MPV」の販売が打ち切られて、CX-9はその代わりとして投入されました。

CX-9の珍しいところとしては、スカイアクティブを全面採用していないのにマイナーチェンジで魂動デザインを取り入れたということがあります。ほぼフロントバンパーのみの変更なので中途半端だったんですが、今回のフルモデルチェンジでようやくスカイアクティブ全面採用+完全魂動デザインになりました。

エクステリアデザイン

まずは外装デザインです。

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サイズも大きいだけに、格下となる中型SUVのCX-5に比べて大柄で堂々とした佇まいですね。パッと見では3列シートには見えないので、「ファミリーカー」や「ミニバン」といった言葉を連想させないのがいいですね。

CX-5

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フロントグリルはやたら大きいです。現在のマツダラインナップ(魂動デザイン)の中でも最も大きいですね。マツダ最上級であるアテンザよりもイカツイ顔をしています。値段(後述)を見れば納得なんですけどね。

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さすがに予告スケッチほどルーフを低くはできなかったようです。居住性を考えると仕方ないのでしょう。

サイドから見ても3列シートを感じさせないのはデザインの妙でしょうか。長さは感じますが、多くのミニバンのような箱型では無いのでスタイリッシュに見えるんでしょうね。その分3列目の居住性が犠牲になっている可能性があるので要注意です。

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リアはCX-5をより精悍にした印象です。ほんと魂動デザイン採用車ってよく似てますよね。

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インテリアデザイン

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まずはシートの配置。さすがに3列目は頭上が低そうです。箱型ミニバンのような「普段から使える3列目」ではなく、「いざというとき使える3列目」ということなのでしょうね。とは言ってもトヨタ・シエンタの3列目に比べれば遥かにまともでしょうね。

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インテリアは「高級」「上質」と言った言葉が似合います。おそらく上級グレードの装備でしょう。結構上の価格帯に位置する車なので、内装に求められる質感も高いのでしょう。最近のマツダの内装は評判が良いので、実際に乗った感じも期待できます。

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メッキとソフトパッドと木目調を組み合わせていますカ。スイッチ類の配置なんかはポルシェの内装とも似ている感じがします。もちろん褒め言葉ですよ?

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リアシート向けにエアコンの吹き出し口があるだけでなく、温度や風量の調整もできるようになっています。この辺は「普段は2人用の車」と「普段から4人用の車」の差なのでしょうね。高級車装備です。

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シートも質が良さそうですね。シート内蔵エアバッグも搭載しているようです。

スペック

新型CX-9のスペックを見てみましょう。

「3列シートSUV」は国内ではあまり多くありません。ランドクルーザープラドやパジェロのようなオフロードも走れるタイプの本気SUVか、BMW・2シリーズのようなミニバンに近いタイプがライバルになるでしょう。

BMWの3気筒は残念な出来なので、2シリーズは4気筒となる2.0L以上のモデルから選びました。

新型CX-9
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BMW・2シリーズ
218iグランツアラー スポーツ
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トヨタ・ランドクルーザープラド
TX
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発売 2016年春~ 2015年~ 2015年~
定員 7 名
全長 5,065 mm 4,565 mm 4,760 mm
全幅 1,930 mm 1,800 mm 1,885 mm
全高 1,728 mm 1,645 mm 1,850 mm
ホイールベース 2,870 mm 2,780 mm 2,790 mm
車両重量 1,960 kg 1,570 kg 2,080 kg
エンジン形式・種類 直列4気筒 直列4気筒 直列4気筒
排気量 2.5L ターボ 2.0L ターボ 2.7L 自然吸気
最高出力 175ps / 4,500rpm 192ps / 5,000rpm 163ps / 5,200rpm
最大トルク 43.8kgm / 2,000rpm 28.6kgm / 1,250-4,600rpm 25.1kgm / 3,900rpm
トランスミッション 6AT 8AT 6AT
燃費(JC08) 22.0 km/L 15.8 km/L 9.0 km/L
価格 350~500万円 434 万円~ 350 万円~

サイズは最大です。実にアメリカンですね。このサイズだから3列でもあんなにスタイリッシュにできたんでしょう。

こうして見るとどうしてもミニバンに見える2シリーズはダサく見えてしまうなぁ。

ランクルは方向性の違いもあってハッキリと箱です。カクカクしています。車重の重さもありますが、ダウンサイジングターボを採用している他の2台に比べると燃費の悪さが目立ちますね。CX-9は重い割に燃費がかなり良いです。

価格

価格は350~500万円だそうです。結構高いね!

トヨタ・アルファードが319万円~なので、上級ミニバンの顧客を奪おうという感じでしょうか。

トヨタ・アルファード

トヨタ・アルファード

CX-9を見た後でアルファードを見ると、「移動用の箱」にしか見えません……。

輸入車と比べると排気量を考えれば100万円くらいのアドバンテージがある(CX-9の方が安い)ので十分に戦えるでしょうね。

エンジン

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CX-9に採用されるエンジンは新開発の2.5Lガソリンターボエンジンです。CX-9と同時に発表されました。

マツダのエンジンラインナップでは最大となりますが、先代のCX-9は3.7L自然吸気だったので、時代に合わせてダウンサイジングしてきましたね。

注目すべきは燃費です。2.5Lターボというダウンサイジングとは言ってもかなり大型のエンジンを搭載しているにも関わらず、CX-9の燃費はJC08で22.0km/Lだと伝えられています。驚異的ですね!

トルクも最大43.8kgmと強大です。車重が2t近くもあるのであまり感じないかもしれませんが。

まとめ

面白い3列シート車が生まれましたね。サイズはさすがに大きすぎますが、スタイリッシュなデザインと驚異的な燃費には目を見張るものがあります。

大きな箱が行き交う日本の道に、こういうちゃんと「クルマの形」をした車が増えるといいと思います。

マツダが開発を進める新エンジンについての情報はこちら↓

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