アルファロメオGTV復活!? 写真はニセモノだし復活も厳しそう

   

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アルファロメオのスポーツクーペ「GTV」が復活するという情報が入ってきました。1750cc直4ターボ、新開発3000ccV6ターボを搭載して2018年に発売されるという話です。

スクープ写真を分析して、写真が本物なのか、復活するという情報が本当なのか検証してみました。

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先代のアルファロメオ・GTVはどんな車?

アルファロメオ・GTVは1995年から2005年まで販売されていた2ドアクーペです。日本では1996年から2006年まで販売されていました。元々GTVは「Gran Turismo Veloce」(速いグランドツーリングカー)を意味するアルファロメオ伝統の名称です。

4シーターではあるものの、リアシートは狭いので2+2のスポーツクーペの範疇に収まっています。残念ながらFFではありましたが、2.0L 直4 NA、2.0L V6 ターボ、3.0L V6 NA、3.2L V6 NAと4種のパワートレインが用意され、3.2Lエンジンでは240馬力・29.4kgmを発揮しました。

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特筆すべきはそのデザインで、低いフロントノーズと「キックアップテール」と呼ばれる高めに持ち上がったリア、さらにそれらを結ぶ大胆なサイドラインが特徴的です。リアから見るとハードトップを装着したオープンカーのようですね。

新型GTVのスクープ写真はやはり「予想CG」

2018年にGTVが復活するという情報と共に公開されたスクープ写真がこちらです。

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この写真を見る限りは「スクープ写真」というより「予想CG」でしょうね。

ルーフ下の多くのデザイン要素は、既存のCセグメントハッチバック「ジュリエッタ」そのままです。消えては現れるサイドのプレスライン、シルバーのドアハンドル、フロントフェンダーにある水平のサイドウインカー、リアバンパー下のリアアンダースポイラーの形状、左右2本出しの円形マフラーエンド(ジュリエッタの2本出しは最高グレード「クアドリフォリオ・ヴェルデ」のみ)。共通部分が多すぎます。

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極めつけはホイールで、ジュリエッタのグレード「スポルティーバ」と「クアドリフォリオ・ヴェルデ」に装着される18インチホイールと全く同じです。

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ちなみにテールランプとエンブレム周りのデザイン(上下方向にやや凹んでいる)は、以前アルファロメオ・スパイダーの予想CGとして出回ったものとほぼ同じデザインです。マツダ・ロードスターとプラットフォームを共用すると発表された新型スパイダーは、結局フィアットから発売される方向に話が進んでいます。(参考:フィアット版ロードスター「124スパイダー」が撮影された!)つまり、このCGも予想であって本物ではありませんでした。

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つまり、既存の車と既存のCGを合わせてクーペ風スタイルに仕上げた予想CGということです。

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GTVは復活するのか?

スクープ写真が本物かどうかと、GTVが復活する情報が本当かは別の話です。

2015年5月のフィアットクライスラーグループの新戦略発表の際には、5カ年計画としてアルファロメオの今後の製品計画を発表しています。

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このうち、2015年Q4のMID-SIZEはすでに発表されている新型セダン「ジュリア」です。また、UVsの一方はフィアット500Lベースの小型SUVとみられています。

GTVはスポーツクーペなので属するのはSPECIALTYセグメント。こちらも2016~2018年に1台投入する計画になっています。現状のラインナップにコンパクトスポーツカー「4C」がいるので、さらに投入するなら「GTV」のようなデザインスポーツクーペ、「ブレラ」のようなグランドツーリングクーペ、「8Cコンペティツィオーネ」のようなプレミアムスーパーカーが考えられます。

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アルファロメオ・ブレラ

アルファロメオ・8Cコンペティツィオーネ

アルファロメオ・8Cコンペティツィオーネ

グランドツーリングカーとしてブレラ後継を出すと、他のMID-SIZE、FULL-SIZEのハイパフォーマンスモデルと顧客がかぶってしまいます。特にジュリアの最上級グレードはフェラーリ製エンジンを搭載しますし棲み分けが難しくなります。

フィアットクライスラーグループがアルファロメオをプレミアム化したがっていることを考えると、通常のスポーツクーペとしてGTV後継を出すより、8C後継のフラッグシップスーパーカーを出した方がブランド戦略上有利なように思えます。実際、マツダ・ロードスターの兄弟車をアルファロメオブランドではなくフィアットブランドに切り替えたのもブランド戦略上の判断だと言われていますし、GTVのような比較的安価なスポーツクーペ(先代GTVは日本販売価格で400~500万円)を再び出すとは思えません。

プレミアムスーパーカーであれば、同じフィアットクライスラーグループのフェラーリやマセラティのプラットフォームを使うことで、比較的短期間で新型車の投入が可能だと思います。実際「8Cコンペティツィオーネ」はマセラティの2ドアクーペ「3200GT」をベースに開発されました。

まとめ

アルファロメオ・GTVが復活するという噂には夢がありますが、写真やアルファロメオのブランド戦略を分析すると、残念ながらGTVが復活する可能性はかなり薄いと思います。

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