新型ミライース発表!トヨタ顔に劣化した低燃費車はどう変わったか?

   

ダイハツがミライースをフルモデルチェンジしました。

燃費最重視モデルはどんな風に変化したのでしょうか?

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ダイハツ・ミライースってどんな車?

ベースは「ミラ」

ダイハツの軽自動車ラインナップの中でも、最も小さくベーシックなモデルが「ミラ」です。

国内市販車では、スズキ・アルト(70万円~)に次いで安い74万円というスタート価格。さすがに一番下のグレードは装備が削られすぎていますが、極端に言えば「動けばいい」という用途ならこれでも十分な場合があります。

ミラには3ドアやMTモデルもあり、商用車としてもよく使われます。

燃費を最重視した乗用車版が「ミライース」

ミラをベースに、燃費性能を最重視した乗用車版が「ミライース」です。

初代モデルは最終型でのJC08モード燃費で35.2km/Lという、市販ガソリン車(非ハイブリッド車)ではトップとなるカタログ燃費を誇りました。現行プリウスのJC08燃費が37.2km/L(燃費特化グレードを除く)なことを考えると、非ハイブリッドとしては非常に高い燃費性能ですね。

新型ミライース

今回発表されたのは、2代目ミライースです。初代の発売は2011年だったので、6年ぶりのフルモデルチェンジですね。

燃費は現状維持の35.2km/L。まぁこの辺りが現行技術でのガソリン車の限界ラインなのかもしれませんね。

ミラ/ミライースの特徴は軽さです。ライバルのスズキ・アルトと共に、本当に軽い「軽」自動車です。先代でも730kgという軽さでしたが、新型ミライースは650kg。アルトは現行モデルが同じ650kgなので、アルトに追いついたということですね。

最近は重い軽自動車が多すぎます。同じダイハツでもウェイクなんかは1トンを超えるモデルすらあります。軽くもないし燃費も良くなくても、税金が安いから売れるのが軽自動車というジャンルです。でもアルトやミラはちゃんと軽いから「軽自動車」を名乗るのに問題はありませんね。

デザイン

まずは新型ミライースのデザインを見てみましょう。

えっ……ダサい……。先代ミライースはどことなく可愛げがあったのですが、これは酷いですね。

先代ミライース

雰囲気は三菱ミラージュの前期型モデル。グリルは最近のトヨタ車にありがちなデザイン。特に近いのはシエンタでしょうかね。

ミラージュはともかく、グリルのデザインには親会社(トヨタ)の影響を感じずにはいられませんね。例によって小さな車にゴツいデザインを当てはめてヘンテコになっています。

こんなデザインの車が多いのは、こういうゴテゴテ系のデザインを好む人が多いからでしょうかね。それともデザインなんてどうでも良いとか、人と違う変なデザインが良いとか、そういう人が多いのでしょうか。

ホンダ・フィット

現行フィットもガンダムみたいなゴテゴテ系デザインで批判されていましたが、トヨタがゴテゴテ系を散々投入したので珍しくもなくなりました。

先代と同じく、フロントに掲げられるのはダイハツのエンブレムではなく、ミライース用の葉っぱをモチーフにしたマークです。この手法もトヨタ車がよく使っています。メーカーのエンブレムに誇りがないというか、ダイハツ車やトヨタ車であることを隠したいというユーザー心理を分かっているんですかね。

ヘッドライトは無駄に大きいですね。軽自動車はサイズ感でも造形でも高級感を出せないので、ヘッドライトくらいしか迫力を出せないのでしょうが、コストもかけられないので単に大きくなっただけ。先代も大きめのヘッドライトでしたが、これはちょっとやり過ぎです。

リアに特徴は無し。先代よりちょっとカクカクしたかな?くらいです。

テールランプ周辺には、またしても謎の黒プラスチックパーツが付いています。眉毛でも付けたつもりなんでしょうか? 安っぽいだけです。この黒プラスチックパーツも最近トヨタがよく採用しています。

なんというか、「トヨタ色を色濃く反映させて、程よく劣化させたデザイン」という感じです。

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燃費について

ミライースの売りは燃費です。でも燃費の数値には十分注意しましょう。

ミライース アクア ムーヴ ヴィッツ1.3L
カタログ燃費
(JC08)
35.2 km/L 37.0 km/L 31.0 km/L 25.0 km/L
2.8 L/100km 2.7 L/100km 3.2 L/100km 4.0 L/100km
年間燃料費
(10,000km)
レギュラー127.3円
3.6 万円 3.4 万円 4.1 万円 5.1 万円

カタログ燃費を数値をそのまま使ったとしても、数字の見せ方で違って見えます。日本では「km/L」で表記されるので、こういった低燃費車が随分と高性能に見えますが、実際に計算してみると大した差ではありません。

年間1万キロ走行するとして、35.2km/Lのミライースと、31.0km/Lのムーヴの燃料費の差はたった5,000円。このクラスになってくると、カタログ燃費の差なんて大した影響がありません。各種ハイブリッド車の記事で言及しているように、ハイブリッドを搭載するコストは、燃料費では回収できません。

今回のモデルチェンジでカタログ燃費は変化無しでしたが、すでに十分に低燃費になっているので、これ以上の改善はコストに見合わないと思います。仮に「アクアを超える38.0km/Lを実現!」とかになったところで、年間燃料費の差は2,000円。車を買うコストに比べたらあまりにも小さすぎますよね。

でもそんな計算すらできずに、わずかな燃料費の差のために高い車を買ってしまう人が多いのも事実。ちゃんと計算して比べましょうね。

スペック比較

車種 ダイハツ・ミライース スズキ・アルト
グレード L L
全長 3,395 mm
全幅 1,475 mm
全高 1,500 mm 1,475 mm
ホイールベース 2,455 mm 2,460 mm
車重 650 kg
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
エンジン形式 直列3気筒
排気量 660cc ガソリン
最高出力 49ps / 6,800rpm 52ps / 6,500rpm
最大トルク 5.8kgm / 5,200rpm 6.4kgm / 4,000rpm
フロント
サスペンション
ストラット
リア
サスペンション
トーションビーム
燃費 35.2 km/L
(2.8 L/100km)
37.0 km/L
(2.7 L/100km)
年間燃料費
(10,000km)
レギュラー127.3円
3.6 万円 3.4 万円
価格 92 万円~ 89 万円~

まとめ

とりあえずデザインが劣化し過ぎです。パッソやマーチやシエンタなど、庶民向け小型実用車はデザインの劣化が相次いでいますね……。

燃料費はともかく、ミライースを買う人が注目するカタログ燃費には変化無し。でも軽くなったので運動性能は先代よりも良くなっていることでしょうね。エセハイブリッドをどんどん投入するスズキに対して、非ハイブリッドでの低燃費を追求している辺りは好感が持てるところではあります。

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