国「13年も車を大事に乗っている人はもっと金払え」
2015/07/03
モノは大事に使いましょう。小学生でも知っています。
でもこんなニュースがありました。
つまり大事に長くクルマに乗っている人はもっと金を払えと。
理由は環境負荷
理由は「環境負荷が高いから」だそうですが、だったら13年なんて曖昧な理由にするのはおかしいと思いませんか? 新しいクルマを製造する方がよっぽど環境負荷が高いように思いますが。高度な工業製品を10年そこそこで捨ててしまうのを、国が正しいと言うなんて間違っていると思います。
結局自動車メーカーがもっと新しいクルマに乗り換えて欲しいから、政治的にそういう方向になっているだけな気がします。エコカー減税とかエコカー補助金とかエコ替え(笑)とか。
そりゃ自動車メーカーも商売なんだから新しい車が売れるようにしたいのは当然なんだけど、そのために政治力を使うのはどうかと思う。
じゃあ何なら納得できる?
それでも車からの税収を増やしたいならどこから取るべきなのか?
それは軽自動車じゃないでしょうか。排気量と車体が小さいだけで、日本の道で普通に走るならコンパクトカーの方が燃費が良いです。それでも軽が売れるのは単に税金が安いから。自動車メーカーにとっても、日本でしか売れない(というか規格がない)軽自動車を作り続けるよりも、世界的な販売が見込める車種に力を入れた方が長期的には成長できると思います。軽自動車枠に縛られない小型車を作ればそれこそ新興国でガッツリ売れそうな気が。
古い車を大事に乗っている人は、環境負荷の観点ではむしろ歓迎すべきなんじゃないかと。ま、古さのレベルにもよりますが、第一次オイルショック以降の車なら新車製造の環境コストよりはマシな気がします。
将来は?
ハイブリッドカーは単に、ガソリン内燃機関から他の動力への過渡期の産物です。
私の持論としては、インフラの普及がまったく進んでいない水素系(燃料電池車と水素エンジン車)よりも、すでにインフラが構築されていて、テスラモータースによって商売が成り立つことが証明されている充電式電気自動車の方が普及すると思います。
そんな時代になったら、前時代の産物であるガソリン車はどんどん税金が上げられていって、「すげー!おれガソリンエンジン車初めて見たよ!金持ち-!!」なんて時代がやってくるかもしれませんね。