マツダの軽「フレア」がモデルチェンジ!ワゴンRとの違いは?新型フレアを選ぶメリットは?

     2017/02/27

マツダの軽自動車「フレア」がモデルチェンジして2代目になりました。

ワゴンRとそっくりなこの車、ワゴンRと何が違うのでしょうか? そもそもマツダって軽作ってたの?? どんな車なのかまとめました。

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マツダ・フレアってどんな車?

「フレア」はマツダが販売する軽自動車です。2017年に

見た目はフルモデルチェンジしたばかりのスズキ・ワゴンRとそっくりです。

スズキ・ワゴンRのOEM

マツダ・フレアは、スズキからワゴンRのOEM供給を受けているモデルです。

スズキが「ワゴンR」という車を開発し、スズキの工場で生産して、スズキディーラーで「ワゴンR」として販売されています。一方「フレア」も基本的にはワゴンRと同一の車で、スズキの設計に基づいてスズキの工場で生産されます。設計・開発・生産はスズキですが、マツダディーラーで「マツダ・フレア」というマツダ車として販売されます。

車として見た場合、ワゴンRとの違いは車体前後とステアリングのエンブレムのみです。

マツダで売られるスズキの軽自動車

マツダはすでに軽自動車の生産からは撤退しています。

軽乗用車の自社生産は1976年の「シャンテ」生産終了で途絶え、軽トラを入れても1989年以降は軽自動車の自社生産を行っていません。以後スズキの軽自動車をベースに内外装のみ自社デザインにすることもありましたが、それも徐々に縮小して現在はスズキの軽自動車をそのまま販売するのみとなりました。

スズキ マツダ
軽乗用車
アルト キャロル
軽トールワゴン
ワゴンR フレア
軽スーパーハイトワゴン
スペーシア フレアワゴン
軽SUV
ハスラー フレアクロスオーバー
軽バン
エブリイワゴン スクラムワゴン

スズキにとってはマツダディーラーでも売ってもらえる分、生産台数を増やすことができます。生産台数を増やすほど1台当たりのコスト(開発や部品など)を抑えられるのでメリットがあります。

一方マツダは「軽自動車無いの?」と言われたときにも選択肢を提示できます。マツダの限られた生産能力を基幹車種(デミオやアクセラなど)に割りあてることができますし、開発コストも抑えられるのでメリットがあります。

中でもワゴンRはすでに20年以上に渡ってマツダにOEM供給されています。途中車名が「AZ-ワゴン」から「フレア」に変更されたのみで、OEM関係が脈々と受け継がれています。

スズキ マツダ
1993~1998年
(マツダは1994年~)
ワゴンR 初代 AZ-ワゴン 初代
1998~2003年 2代目 2代目
2003~2008年 3代目 3代目
2008~2012年 4代目 4代目
2012~2017年 5代目 フレア 初代
2017~年 6代目 2代目

スバルの新型車「シフォン」も、フレアと同じようにOEM供給を受ける車種です。販売はスバルですが、車としてはダイハツ・タントそのものです。

スバルもマツダ同様に軽自動車を生産していません。トヨタや日産も同様です。現在実際に軽自動車を生産(≠販売)しているのは、スズキ・ダイハツ・ホンダ・三菱の4社のみです。

マツダ・フレア と スズキ・ワゴンR の違い

変更しているのはエンブレムだけなので、車としてはまったく同一です。新型ワゴンR(=新型フレア)のデザインについては以下の記事で詳しく紹介しています↓

ただし、スズキの「ワゴンR スティングレー」に当たるモデルは設定されないので、スティングレー顔(牛顔)はありません

牛顔が欲しい人は素直にスズキディーラーに行ってください。

他にフレアがワゴンRと異なるのは、グレード構成などの販売戦略面です。

グレード構成の違い

マツダ・フレアは選択できるグレードが限られています。フレアは2グレード構成ですが、外観デザインも異なります。

グレード
(括弧内:フレア)
エンジン スズキ マツダ
SPあり SP無し SP無し
[ワゴンR] [フレア]
ハイブリッドFZ
(ハイブリッドXS)
チビヴェル 660cc
+ミニモーター
141 万円 135 万円 135 万円
ハイブリッドFX
(ハイブリッドXG)
初代風 660cc
+ミニモーター
127 万円 118 万円 118 万円
FA 660cc 108 万円
[ワゴンR スティングレー]
ハイブリッドT 660ccターボ
+ミニモーター
166 万円
ハイブリッドX 660cc
+ミニモーター
149 万円
L 660cc 135 万円 129 万円

※ SP:セーフティパッケージ(自動ブレーキなど)。

※ いずれも2WDの価格。すべてのグレードに+12.1万円で4WDの設定あり。

ワゴンRのグレード構成まとめはこちら↓

フレアに設定されているのは、ワゴンRのうちでもスズキが「マイルドハイブリッド」と呼んでいるエセハイブリッドモデルのみです。[初代風]顔のシンプルなガソリンエンジングレード「FA」に当たるグレードはありません。

価格はセーフティパッケージ無し同士で比較すると同額です。少なくともカタログ価格上の差はありません。スバル・シフォンもそうでしたが、エンブレム変更だけのOEM車では価格に差をつけないことが多いですね。

色の違い

選択できるボディカラーにも違いがあります。

フレアの[チビヴェル]顔で選べるのは7色。ワゴンRで選べる「リフレクティブオレンジメタリック」だけはフレアでは選べません。

リフレクティブオレンジメタリック

逆にフレアのみの色はありません。当然OEM元のワゴンRの方が選択肢が広いです。

フレアの[初代風]顔で選べるのは8色。ワゴンRで選べるリフレクティブオレンジメタリック」と「ピュアレッド」はフレアでは選べません。

リフレクティブオレンジメタリック

ピュアレッド

こちらもフレアのみの色は無し。

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フレアを買うメリットはあるの?

スズキ・ワゴンRではなく、マツダ・フレアを買うことにメリットはあるのか? ということですが、フレアを買うメリットはほぼ無いと言えます。

まず単純にカタログから分かる話として、フレアの方が選択肢が狭いです。欲しいグレードや色がフレアにも設定があればそれでいいのでしょうが、価格も同一なので敢えてフレアを選ぶ意味はほとんど無いでしょう。

マツダ車から軽自動車への買い換えで、マツダが高額な下取り金額を出してくれるからという場合もあるでしょうが、基本的にディーラー下取りよりも一般買い取り業者の方が高く買い取るので、ガリバーとか楽天オート査定に出した方が賢いでしょうね。

あるとすれば、マツダに親しいディーラーマンがいるなどして、下取り関係なくスズキのワゴンRよりも大幅な値引きを提示してきた場合くらいでしょうか。一般的にOEM先(この場合マツダ)のディーラーの方が利幅が少ないので、OEM元(スズキ)を上回る値引き額になるのは難しいです。それでもスズキディーラーとマツダディーラーで値引き額を競わせて、安くしてくれた方から買うというのは意味があるかもしれません。

他に地味なメリットを無理矢理考えるとすればこんな例でしょうか。すでにマツダ車を2台持っていて、3台目に軽を増車しようとしている場合、OEMながら3台目もマツダの軽自動車にすることで、整備や手続きの面で手間や連絡をまとめられるというメリットがあるかもしれません。まぁこんなものは稀でしょうね。

ディーラー網の差

スズキで生産された車とはいっても、購入後のサポートはマツダで行われます。整備や修理はもちろん、部品購入などもマツダディーラーを通して行うことになります。スズキが遠くにしかなく、マツダが近くにある場合にはOEM車を買うことにはメリットがあるでしょう。

まとめ

マツダは現在5車種もスズキからのOEM供給を受けているわけですが、自社製品ではない以上、販売に力を入れていないのは当然で、そんな車が認知されていないのも当然です。

そしてそんな車「フレア」を買うメリットがある人は非常に限られます。ほとんどの人は普通にワゴンRを買えば良いと思います。そもそもワゴンRがオススメできる車なのかは別ですけどね。

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