新型ワゴンR発売!内装の安全軽視に愕然!外観は原点回帰/チビヴェル/牛の三択

   

スズキが軽自動車「ワゴンR」をフルモデルチェンジしました。6代目となる新型ワゴンR、まずはデザインをチェックしてみましょう。

パクリが目立つ外観デザインはともかく、内装の安全軽視に愕然としました。

新型ワゴンRのグレード構成や価格はこちら↓

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スズキ・ワゴンRってどんな車?

スズキ・ワゴンRは、スズキの軽トールワゴンです。

スズキ・ワゴンR(初代・1993~1998年)

初代モデルが発売されたのは1993年。当時の軽自動車といえば、ミラやアルトのような背の低い乗用車か、エブリイなどの商用ワンボックスしかありませんでした。そんな中、背が高く車内が広い軽自動車として登場したのがワゴンRです。

以降各社が似たような背の高い軽自動車を販売しました。特にダイハツ(トヨタ)お得意のアイディア丸パクリで2年後に投入したムーヴは長年ワゴンRのライバルとなっています。

ダイハツ・ムーヴ(初代・1995~1998年)

2007年以降は、ムーヴカスタムに対抗してワゴンRの顔と一部パーツを変更した「ワゴンR スティングレー」が投入されました。現在も「ワゴンR」と「ワゴンR スティングレー」の2モデルとなっています。

新型ワゴンR

今回発表された新型ワゴンRは6代目。先代は2012年発売だったので、4年半ぶりのフルモデルチェンジとなります。軽自動車は全体にモデルサイクルが短めですね。

一方ライバルのムーヴは2014年に現行の6代目にフルモデルチェンジしました。ここ数世代はモデル年数的にワゴンRとムーヴが交互にモデルチェンジするような形になっています。

新型ワゴンRの目玉はマイルドハイブリッドの搭載です。でもスズキのマイルドハイブリッドは基本的に今まで「S-エネチャージ」と呼ばれていたものと同じ。減速時の回生充電やモーターによるアシストという点では確かに「ハイブリッド」なのですが、モーターの性能が低すぎて「エセハイブリッド」と呼んだ方がいいじゃないかという代物です。

しかもソリオでマイルドハイブリッドを発表したときは、「軽自動車のS-エネチャージと同一システム。単に普通車の客層にウケるようにハイブリッドを名乗った」(意訳)と言っていたのに、今度は軽自動車で「マイルドハイブリッド」を名乗り始めましたね。仕組みをよく知らない人には「ハイブリッド」と書いてあるだけで売れますからね。あくどいです。

まぁ一応先代モデルのS-エネチャージよりは進化しているようですが、それについては別途紹介します。

エクステリアデザイン

新型ワゴンRのデザインを見ていきましょう。まずは外観です。

顔は3種類

ワゴンRの2つの顔

ワゴンRには2つのデザインがあります。顔はグレードによって分けられています。

さらにワゴンR スティングレーは別のデザインです。スティングレーの方はグレードによらず同じ顔です。

ワゴンR スティングレー

よって計3種類の顔が用意されているわけですね。まぁ車に造詣の無い人、特に軽自動車をメインユーザーである主婦層は顔が違えば別の車と認識する人が多いですから、顔だけ変えればラインナップが増えたと勘違いしてくれます。軽自動車なんてどれも中身はほとんど同じですが、顔だけ変えて選択肢が増えたように見せかけていますね。

各フロントデザイン

ワゴンR ― 標準顔

「ワゴンR」のうち、グレード「FA」と「HYBRID FX」はこの顔です。3グレードのうちの低い2グレードがこの顔なので、標準顔がこちらということですね。

先代ワゴンR(5代目)

先代(5代目)・先々代(4代目)ワゴンRはヘッドライトデザインが斜め後方に伸びているのが特徴でしたが、新型モデルでは3代目までの四角いヘッドライトに戻りましたね。標準車についてはここにきて原点回帰のフロントデザインとなったわけです。後述するリアデザインも含めて、大ヒットした初代モデルの雰囲気を再現しているわけですね。

ワゴンR ― HYBRID FZ 顔

「ワゴンR」に設定される3グレードのうち、最上位の「HIBRID FZ」のみがこの顔を採用しています。これどうも何かに似ていますよね?

トヨタ・ヴェルファイア

2段になった横長ヘッドライト、水平基調のフロントグリル、ハの字に開いたバンパーダクト(フォグランプ装着部)など特徴的なデザイン要素が、トヨタの大型ミニバン「ヴェルファイア」とソックリです。

トヨタ・ルーミー/タンクやダイハツ・タントカスタムもそうですが、軽みたいに小さな車体に大型ミニバン風のゴテゴテしたデザインを乗せても、車体の小ささが目立って余計に貧乏くさくなるだけだと思います。

ワゴンR ― スティングレー顔

「ワゴンR スティングレー」の顔は完全に牛ですね。公式サイトのスティングレーを紹介するページでも牛が描かれています。

オリジナリティある顔で、なかなか面白いんじゃないでしょうか。カッコ良いとは思いませんけどね!

劣化コピーなサイドデザイン

新型ワゴンR

サイドで注目して欲しいのは丸で囲った部分。太めな三角形状のBピラーが天井から離れたデザインになっていますね。これを見て「アルファードのパクリだ!」と思ったあなた。間違っています

トヨタ・アルファード(3代目・2015年~)

たしかにアルファード/ヴェルファイアも2015年発売の3代目で同じデザインを採用しました。でもこれもパクリ。元はフランスのシトロエンが2009年にDS3で採用したデザインです。

シトロエン・DS3(2009年~)

シトロエンから順にたどっていくと、どんどん劣化していっているのが分かりますか? 元々DS3で採用したの際のデザイン目的は屋根を浮かせて見せることです。A/Cピラーを黒にしてガラスと同化させ、ルーフを白や水色で塗ることで、三角のBピラーが屋根を空中に支えるような不思議さを出したものです。

それがアルファードではAピラーが普通に白。でも三角ピラーより後ろは黒なので、後ろの方は屋根が浮いたような効果になっています。半分再現といったところでしょうか。

でもワゴンRは後部が普通にボディ同色に塗られています。Bピラーのデザインがまるで無意味ですね。これをデザインした人がシトロエンのデザインを理解していなかったのか、コストの問題ではじかれたのかは分かりませんが、結果的にはただアルファードをパクろうとしただけになっています。しかも前方への傾斜も中途半端。フロントのデザイン(HYBRID FZ顔)と共に、ますますアルファード/ヴェルファイアの劣化コピー感が出ています。そもそも私にはアルファード/ヴェルファイアがパクる価値のあるデザインだとは思えませんけどね。

ちなみにシトロエンをパクってアルファードをデザインしたトヨタは、パッソで再び同系統のデザインを使いました。まったくトヨタデザインには恥も外聞もありませんね。パッソはAピラーをちゃんと黒にしていますが、肝心の塗装ピラーの位置と形がダメすぎますね。

HYBRID FZのフロントデザインといい、ピラーデザインといい、アルファード/ヴェルファイアのデザインを軽に無理矢理詰め込もうとしていますよね。こんなの安っぽく貧乏くさいだけだと思うんですが、ユーザーがそういうの求めているんですかね。その昔RX-7やフェアレディZが「プアマンズ・ポルシェ」と呼ばれたように、新型ワゴンRはプアマンズ・ヴェルファイア(貧乏人のヴェルファイア)成り下がっているようです。

初代を再現したリアデザイン

新型ワゴンRは、テールランプをリアバンパー部に取り付けています。ワゴンRがこのデザインを採用するのは初代モデル以来で、実に約20年ぶりとなります。

初代ワゴンR

2代目から5代目までは歴代ムーヴと同じくハッチ横に縦長テールランプでしたからね。リアデザインの印象は完全に原点回帰です。ムーヴとの差別化という意味では、新しいリアデザインはかつてのワゴンRらしさを出せていて良いのですが、実際のデザイン自体があか抜けないブサイクさがありますね。

ちなみにやたら仰々しいリアスポイラーはHYBRID FZだけ標準装備です。

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インテリアデザイン

軽のインテリアデザインにあまり期待するものではありませんが、あまり運転しやすいデザインではありませんね。

センターメーター

まずセンターメーター。なんでこんな見づらいものを採用する車種が多いのか分かりません。軽に乗る人はロクにメーターも見ないのでしょうかね。先代までは普通にステアリング位置にメーターがあったのに、何を間違えちゃったんでしょうか。

現在日本の最量販車であるプリウスとアクアがセンターメーターを採用しちゃっているせいで、プリウスを真似ようとするメーカーと、プリウスに似ていれば良い車だと勘違いするユーザーのせいでセンターメーターが増えちゃったんでしょうね。センターメーターのメリットはコストダウン。ほぼそれだけです。

ちなみにHYBRID FX/FZにオプションのセーフティパッケージ装着車であればヘッドアップディスプレイ(HUD)が装備されます。HUDならとりあえず車速などはメーターを見なくても済みますね。

アホな物置き

中央にはカーナビのディスプレイが装着されています。なんという後付け感! しかも隣には物置き。走行中に落ちる可能性のある場所になんでモノを置かせようとするかなぁ? 緊急回避で急ハンドルなどをしたときに物が吹っ飛んでくる可能性とか考えないのでしょうか。

しかも写真(公式サイトのもの)で置いてあるのはスマートフォン。ポケットティッシュのような柔らかい物ならまだしも、こんな固い物、しかも精密機器を置いた写真を載せるなんておかしいでしょ。ユーザーが物を置くのは勝手ですが、メーカーがこんな場所に物を置くのを推奨するのはどうかと思います。せめてフタをつけてくれ。

ワゴンRに限らず、日本の主婦層向けの車には異常なほどに収納が設けられています。新型ワゴンRでは実に12枚の写真で収納群を紹介しています。

新型ワゴンR公式サイトでの収納の紹介

クローゼットじゃあるまいし、こんなに必要なのかよとは思いますが、その中でも常軌を逸しているのが次の収納。

危険な物置き

運転席のハンドル前方、本来ならメーターが設置される位置にくぼみがあって、それを収納として使えと言っています。アホか! こんな所に物を置いたら、急ブレーキを掛けたときに物がフロントガラスに向かって飛んで行くこと請け合いじゃないか!!

運転席前方という非常に危険な場所にフタの無い収納を作るなんて頭がオカシイとしか思えません。ワゴンRを運転する人なら、自動車運転の安全に対する意識が低い人も相当数にいるでしょうし、スズキもそれを分かっているはず。なのにこんな危険な場所に収納を作るだなんて、安全軽視だとしか思えません。

安全かつ快適に移動するのが自動車の第一目的であるはずなのに、顧客が収納を求めるからと安易に収納をどんどん増やす。でもコストは掛けられないから、フタなんて付けずにただ穴や窪みを作るだけ。高速で走行する車にとってその辺に転がっているモノがいかに危険かなんて、少し考えれば分かることでしょうに。こんな安全意識で車を作るメーカーを私は信用できませんね。

ダイハツ・ムーヴ

スズキよりダイハツの方が良い、なんてことを言うつもりはサラサラありませんが、少なくともライバル・ムーヴの方が収納面での危険性は低そうです。

もし新型ワゴンRに乗るつもりなら、「助手席オープントレー」には飛んでも危険が無いモノだけを置き、「インパネアッパートレー」には絶対に何も置かないでくださいね。

まとめ

新型ワゴンRも最近の国産Aセグメント車と同様に、上級車・大型車への憧れを具現化したような外観デザインになりましたね。軽自動車らしく似合うデザインを作ったハスラーやN-ONEの方がよっぽど良いデザインだと思うんですけどね。

内装はスズキの安全意識の低さが露呈してしまいました。自分の身近な人にこんな車に乗って欲しくはありませんね。

新型ワゴンRのグレード構成や価格はこちら↓

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