カローラにBMWのエンジンが載るなんてあり得ない!マジメに分析してみた

   

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次期トヨタ・カローラにBMW製エンジンが搭載されるかも? みたいな噂が話題になっていたので、可能性をマジメに分析してみました。

ハッキリ言ってねーよそんなこと! 理由を解説します。

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次期カローラにBMWエンジン搭載?

次期カローラにBMW製エンジンが搭載される可能性があるのではという記事が話題になっています。

カローラ 次期型にBMWエンジン搭載の可能性 - Response

でもこの記事、眉唾な話に思えます。

記事の内容

まず、記事の内容をちゃんと読んでみましょう。

パワートレインには、ブラッシュアップされる1.5リットル直列4気筒、1.2リットルダウンサイジングターボ及びハイブリッドがラインナップされる可能性が高い。

そしてハイライトは、BMW製パワーユニット搭載の可能性だ。トヨタはカローラ購買層の若返りを図ると思われ、スポーツ力アップを狙い、次期スープラ同様にBMW製エンジンの期待がかかる

この記事は「カローラにBMW製エンジンが載ります」とは一言も言っていません。「期待してるよ」と言っているだけです。

次期スープラ と BMW・Z4

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スープラのスパイショット

復活して登場すると噂されている次期トヨタ・スープラは、次期BMW・Z4との共同開発で進められています。BMWのエンジンの評価が高いことから、スープラにBMW製エンジンが載るのかな?とも期待されています。

でもそもそもスープラにすらBMW製エンジンが搭載されると確定したわけではありません。トヨタ自慢のハイブリッドシステムを搭載する可能性もあり、パワートレインはすべてトヨタ製となる可能性も高いです。

トヨタはすでにレクサスブランドでのハイブリッドスポーツクーペの実績があります。その技術をトヨタブランドから「次期スープラ」として登場させてもなんらおかしくはありません。

たしかにトヨタにおいてもレクサス・LFAでヤマハと共同開発したエンジンを搭載するということがありました。しかし、大衆車から高級車まで擁するトヨタが高級欧州車の代表格たるBMWのエンジンを自社ブランドにホイホイ載せるとも思えません。マツダ・ロードスター と フィアット/アバルト・124スパイダー が、シャシーや内装、幌などを共有しながらもそれぞれのエンジンを搭載することで性格を分けているように、スープラとZ4もシャシーは共有しながらもエンジンは別々で開発、あるいはBMW製をスープラに搭載するとしても一部グレードのみなど限定的になることと思います。

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カローラでの可能性は?

さて元のお話。カローラにBMW製エンジンが搭載される可能性があるのかということですが、私はハッキリ言ってあり得ないと思います

たしかに搭載されたら面白いですし、乗ってみたいなぁと思います。話題にもなるでしょう。でもトヨタにもBMWにもメリットが感じられません。

全車にBMW製エンジン搭載は非現実的

まず当然ですが、トヨタ・カローラ全車にBMW製エンジンが搭載される可能性はあり得ません。カローラの年間販売台数は全世界で100万台以上、国内だけに限っても10万台以上です。1日当たり3,000台以上のカローラが生産されています。

想像してみてください。BMWからトヨタの工場に毎日3,000台ものエンジンが納品される様を。あり得ませんよね。それだけのエンジン費用をトヨタがBMWに払うわけがありません。輸送費用だってかかります。自社で作りますよ当然。

可能性があるとしても、BMW製エンジンが載るのはカローラの一部車種だけです。

一部搭載:トヨタにとってのデメリット

一部搭載でも可能性は高くありません。メリットが無いからです。

まずトヨタにとってのデメリットは、品質を比較されるということです。

「カローラの中下位グレードはトヨタ製エンジンですよ。上位グレードはBMW製エンジンですよ」となれば、誰もが比較したくなります。同一車で別メーカーのエンジンなんて面白いじゃありませんか。すると色んなサイトや雑誌、ブログなどでこう書かれます。

「BMW製エンジンの方が良い」

実際にどうかじゃありません。ほとんどみんなBMW製を褒めるでしょう。BMWが日本で培ってきたブランド力という大きな力です。みんな「トヨタの方が良いはずがない」と思いますよ。

世界最大の自動車メーカー・トヨタが、そんな悪評のためにBMW製エンジンを載せますか? トヨタ製エンジンの車より利益率下がるのに? しかも利幅の小さい大衆車で? あり得ませんよ。やったらトヨタはアホです。

一部搭載:BMWにとってのデメリット

BMWにとってのデメリットはブランド力の低下です。

まずBMWには大衆車がありません。一番下の1シリーズは日本価格310万円(ドイツ本国でも288万円~)。ミニクーパーですら国内226万円~です。一方カローラは「カローラアクシオ」が149万円~。あえて安い車に自社エンジンを搭載する意味が分かりません。200万円でBMWエンジンが堪能できるなら、そっちを買う人が多いんじゃないですかね?

カローラに載せるならたぶんBMWの中でも比較的低質なものになるでしょう。でもカローラを買う人はそんなことは気にしません。「BMW製エンジンの載った車だ」という満足感は得られるからです。一方BMWに乗っている人は?「BMWの価値が下がった」と感じる人が多いでしょうね。私はBMWのディーゼルはマツダに、3気筒はトヨタやフォルクスワーゲンに負けていると思っていますけどね。

トヨタとBMWが協力関係にあるとはいえ、トヨタの大衆車にエンジンを供給して大切な自社のブランド力を貶めるようなことをするでしょうか? Cセグメントの1シリーズの導入ですら批判されたBMWが、他社の大衆車エンジンを作るなんて。やったらBMWはアホですよ。

まとめ

話題作りの眉唾な記事でしたが、結構話題になっていたようなのでマジメに分析してみました。

度々こういうのが出てきますけど、思いつきや期待を書いているだけも多いので注意してくださいね。自動車雑誌の「○○が復活!!!?」みたいなのと同じですよ。

スープラ/Z4のスパイショットはこちら↓

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