新型インプレッサ予約開始!新型の目玉は…無い??燃費などをチェック
2017/02/17
2016年秋の発売が発表されているスバルの新型インプレッサ。9月1日から先行予約が開始されました。
すでに発表されている情報をチェックしてみましょう。大した目新しさは無い!?
インプレッサ1.6Lの試乗レビューはこちら↓
新型インプレッサ
今年の秋にインプレッサはフルモデルチェンジを受けて5代目になります。5年ぶりのフルモデルチェンジですね。
すでにデザインやスペックが発表されています。
新型の目玉は無い!?
ハッキリ言ってしまえば、新型インプレッサに目玉と言えるようなトピックはありません。
デザインは良くも悪くも普通ですし、モデルチェンジによる特別感はありません。サイドラインにやや特徴がありますが、よくある普通のモデルチェンジの範疇です。スバルにしかできないデザインとかそんなのはありません。
エンジンはいつも通り水平対向4気筒で1.6Lと2.0L。インプレッサ初の直噴化というトピックはありますが、すでにレヴォーグやWRXに投入されているエンジンです。当然FFとフルタイム4WDがラインナップされます。
燃費重視のためか、相変わらずCVTを採用しています。軽やBセグメントくらいまでならCVTでも我慢できるでしょうが、CセグメントでCVTというのは走行フィーリングの面で厳しいものがあります。インプレッサを敬遠してマツダ・アクセラに流れるきっかけにもなっているように思います。
燃費
新型インプレッサの燃費は以下の表の通りです。
車種 グレード |
新型インプレッサ | インプレッサスポーツ(4代目) | ||
---|---|---|---|---|
1.6L | 2.0L | 1.6L | 2.0L | |
エンジン形式 | 水平対向4気筒 非直噴 | 水平対向4気筒 直噴 | 水平対向4気筒 非直噴 | |
排気量 | 1,599cc 自然吸気 | 1,995cc 自然吸気 | 1,599cc 自然吸気 | 1,995cc 自然吸気 |
最高出力 / 最大トルク | 115ps / 15.1kgm | 154ps / 20.0kgm | 115ps / 15.1kgm | 150ps / 20.0kgm |
燃費 | FF:18.2 km/L 4WD:17.0 km/L |
FF:16.0-17.0 km/L 4WD:15.8-16.8 km/L |
FF:16.4-17.6 km/L 4WD:15.6-16.2 km/L |
FF:17.6 km/L 4WD:16.2 km/L |
価格 | 未発表 | 未発表 | FF:160 万円~ 4WD:173 万円~ |
FF:191 万円~ 4WD:215 万円~ |
ハイブリッドとかマツダのスカイアクティブみたいに特別力を入れているわけでもないので、劇的な進化はしておりません。2.0Lモデルに至っては悪化しています(「2.0i-L EyeSight」の4WDモデル除く)。あれ?直噴って2.0Lだけですよね? 直噴でない1.6Lの燃費が向上し、直噴になった2.0Lの方は最高出力が4馬力伸びただけです。これじゃあ目玉にはなりません。
安全性能に目新しさなし?
ここ数年のスバルが(宣伝上で)特に力を入れているのは安全性です。自動ブレーキの先駆者「アイサイト」はもちろんですが、衝突時の乗員保護性能は昔から定評があります。
ただ、今回の新型インプレッサの公式サイトのトップでは、事故の起こしにくさ「0次安全」が取り上げられています。「視界性能」「疲れにくいシート」「インターフェース」という3点を重視しているそうです。もちろんこれらは安全に大きく影響しますが、そんなものはどんな車だって重要ですし、ユーザーには伝わりません。縁の下の力持ちとして機能していれば十分です。それをわざわざ宣伝するということは、他に宣伝するようなトピックが無かったともとれます。
まとめ
せっかくのフルモデルチェンジですが、目玉となるようなものが見つからず、ただ内外装を刷新しただけのようになっているようです。エンジンの直噴化もされましたが、燃費が悪化しているようでは購買意欲には繋がらないでしょうね。
次回はグレード構成をチェックしようと思います↓
インプレッサ1.6Lの試乗レビューはこちら↓