ロータリー復活!? 次期RX-7(RX-9)がアテンザベースで計画されているとの情報

     2015/09/30

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RX-7、実に美しい。

ロータリーエンジンが復活するのでしょうか!? オーストラリアの自動車ニュースサイトが次期RX-7(あるいはRX-9)についての情報を掲載していたのでお伝えします。

※ 9/30追記。コンセプトカーの出品が発表されました! 俄然現実味を帯びてきましたね。

アテンザの派生車種が登場する?

オーストラリアの自動車ニュースサイトMortoringによると、マツダに近い情報筋によるとアテンザのプラットフォームを使った2ドアクーペが計画されていて、それがRX-7の後継車「RX-9」になるであろうと伝えています。

記事の内容

マツダに近い情報筋によると、アテンザの2ドアバージョンとなるクーペが計画されていて、SKYACTIVのボディー、エンジン、シャシーなどが使われるとのことです。

そしてさらなる情報として、そのクーペはアテンザとは完全に別のモデルとして計画されていて、それは長らく待望されているRX-7の後継車になるという情報を得たということです。アテンザを大幅に強化して、後輪駆動にすべく調整されるそうです。

この記事ではアテンザ派生車種登場の根拠として、マツダ技報を引用しています。

マツダ技報2012において、「アテンザプラットフォームの派生車種として、セダンとワゴンと『もう一つ』を出す予定である」と書いていたが、3つ目が何かはまだ明確になっていない。

そこで2012年マツダ技報(公式サイト)を見たのですが、残念ながらそのような記述は見つけられませんでした。別の報告書にあったんでしょうかね……? そもそも技報は大半が日本語なのでどこを訳してこうなったかが分かりませんでした。

同じFRのロードスターベースでRX-7が登場するなんて噂もありましたが、この記事ではそちらは無くてRX-9のみとのことです。

ちなみに:マツダの命名規則
RX-7, RX-8やMX-5(ロードスターの海外名)に使われている数字は、マツダ内での車格番号を示すものだそうです。RX-7とRX-8ではロータリーエンジン搭載車の開発順を示す意味もありますが、昨今のロータリー以外の車種の命名からすると車格番号を付ける可能性が高いと思います。
「4代目RX-7」ではなく「初代RX-9」を名乗るのであれば、車格を上げてプレミアムスポーツカーとなるのではないでしょうか。価格は1,000万円級になり、ライバルは ホンダ・NSX や ポルシェ・911 あたりになるのかと思います。

RX-9のデザインイメージ

アテンザのデザインから連想されたRX-9の予想CGを紹介しておきましょう。

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これはアテンザの派生車種として2ドアクーペを考えた場合の予想CG。

Generated by Carsales Image Server on 04:09.39 01/07/2015

こちらはアテンザから分離してRX-9を考えた場合の予想CG。

でも実際には、いくらコンパクトなロータリーエンジンを搭載しても、昨今の歩行者保護の要求を満たすためには先代RX-7のような低く流麗なデザインは難しいのでしょうね……。

RX-7

ロータリーエンジンの未来

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ロータリーエンジン、実に美しい。

1967年にマツダが初のロータリーエンジン搭載車「コスモスポーツ」を発売して、2017年で50周年になります。この記事では2017年にコンセプトモデルを登場させるのではないかと言っています。

2020年にはマツダ創業100周年の記念の年が来ます。このタイミングでマツダの象徴とも言えるロータリーエンジンを復活させる、というのは話題性的に十分考えられる(美しすぎる)ストーリーですね。

SKYACTIV-2から見えてくるロータリーエンジンの未来に書いたように、SKYACTIV-2で研究されている新技術・HCCI燃焼が実現すれば、ロータリーの復活も現実味を帯びてきます。

今はロータリーよりもマツダスピードロードスターとかフィアット版ロードスターの話題の方が熱いですが、個人的にはロータリーエンジン大好きなので、復活を心待ちにしていましょう。

※ 9/30追記。コンセプトカーの出品が発表されました!

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