フィアット500X詳細判明!エンジンやグレード構成、ボディカラーなど

     2015/09/29

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フィアットが日本で発売するSUV「500X」の詳細が発表されてきました。エンジンやトランスミッション、グレード構成、ボディカラーなどなど。価格以外はほぼ判明しましたね。

※ 9/12追記。先行展示を見てきました!

※ 9/29追記。発売されて価格が発表されました。

スペック

フィアット・500X
車体形状 CITY LOOK
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OFF ROAD LOOK
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グレード POP STAR
POP STAR PLUS
CROSS PLUS
全長 4,250 mm 4,270 mm
全幅 1,795 mm 1,795 mm
全高 1,610 mm 1,625 mm
車重 1,380 kg 1,460 kg
駆動方式 FF 4WD
トランスミッション 6DCT 9AT
エンジン形式 直列4気筒 [マルチエア]
排気量 1,368cc ガソリンターボ
最高出力 140 PS / 5,000 rpm 170 PS / 5,500 rpm
最大トルク 23.5 kgm / 1,750 rpm 25.5 kgm / 2,500 rpm
最大トルク 23.5 kgm / 1,750 rpm 25.5 kgm / 2,500 rpm
価格 未発表 未発表

フィアット500Xは2種類の車体形状が用意されています。

シティルック

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シティルックはオンロード志向の500Xで、見た目はSUV的ではありますが内容は通常のCセグメントハッチバックと同じになっています。サイズは本国仕様とほぼ同一。輸入Cセグメントで一般的な全長・全幅ですが、SUVなので全高は高めです。日本では立体駐車場に入れられる1,550mmを超えてしまうのがネックになるかもしれません。国産SUVでも1,550mm以下なのはマツダ・CX-3とスバル・XVくらいでしょうけど。

パワートレイン

1.4Lターボエンジン[マルチエア]と6速デュアルクラッチトランスミッションの組み合わせは、そのままアルファロメオのCセグメントハッチ「ジュリエッタ」と同じです。エンジン性能は170馬力/25.5kgmのジュリエッタや、同一エンジンを積む500Xの「オフロードルック」よりやや性能が抑えてあり、140馬力/23.5kgmとなっています。同じマルチエアエンジンで135馬力/23.5kgmのアルファロメオ・MiToとほぼ同じですね。

車重が1,380kgあるので、このパワーだとやや不足を感じる場面があると思います。1,400kg/170PSのジュリエッタや1,260kg/135PSのMiToくらいのバランスが「踏めばちゃんと走る」という意味で最もバランスがいいと思います。

グレード構成

グレード構成は「POP STAR」と「POP STAR PLUS」の2段階。本国イタリアでは「POP」「POPSTAR」「LOUNGE」の3段階構成になっていますが、日本では変えてきましたね。オフロードルックのグレードにある「PLUS」表記を合わせたのでしょうかね。

「POP STAR」が下位グレードで、インテリアがブラック/グレー、上位グレード「POP STAR PLUS」はブラック/ブラウンです。それ以外の装備差は未発表です。

オフロードルック

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オフロードルックはオフロード志向に仕立てた500Xで、エクステリアもよりオフロード走行をイメージさせるデザインに変更が加えられています。エクステリアパーツと車高の差なのか、全長・全幅がシティルックよりもほんの少し伸びています。

パワートレイン

最大の差はトルク・オン・デマンド方式の4輪駆動になることです。最近多い見た目だけオフロードっぽいFFのSUVではなく、こちらはちゃんとオフロードでの走破性も考えられていることでしょう。

シティルックと同じく1.4Lターボエンジン[マルチエア]を積んでいますが、ECUの差なのかジュリエッタと同一となる170馬力/25.5kgmを発揮します。ただ、車体が1,460kgとシティルックよりも80kgも重いので、走りはむしろシティルックの方がトルクがほとんど変わらない分良いかもしれません。

一方、トランスミッションは9速ATを採用しています。現在のフィアット/アルファロメオのラインナップでは5速AMT(シングルクラッチ式)と6速DCT(デュアルクラッチ式)しか無いので、てっきり6速DCTを採用すると思っていました。本国でも1.4Lターボエンジンには6速DCTを使っていますし。9速ATは同じフィアットグループのジープが採用しているZF社製のものだと思われます。本国では2.0Lディーゼルや2.4Lガソリンターボに組み合わされていますね。

グレード構成

上位グレード「CROSS PLUS」のみの単一グレードです。

インテリアはシティルックの上位グレード「POP STAR PLUS」と同じくブラック/ブラウンです。

走行モード

昨今の欧州車によく採用されている走行モードの切り替えが500Xにも装備されています。

  • Auto:燃費重視
  • All-weather:雨天時や凍結路面でのグリップ重視
  • Sport:レスポンス重視
  • Traction:悪路での走破性重視

シティルックではこのうち「Auto」「Sport」「All-weather」の3つ、オフロードルックでは「Auto」「Sport」「Traction」の3つから選択できるようになっています。

3つから選ぶという点ではアルファロメオのD.N.A.システムと同じですね。私のジュリエッタではN=Naturalが燃費重視過ぎてほとんどD=Dynamicで走っています。A=All-weatherは雪道で役立ちましたよ。

安全装備

500Xには各種安全装備が積極的に採用されています。特にアクティブセーフティはフィアットグループで最も採用数が多いと思います。

  • 車線逸脱警報
  • 前方衝突警報+衝突軽減ブレーキ
  • 死角モニター(斜め後方)

フィアットもやっと衝突軽減ブレーキを採用してくれましたね。

ボディカラー

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全7色構成です。濃いめのハッキリした色が多いですね。ブルーメタリックやグリーンメタリックはフランス車のような色遣いで新鮮です。

パールレッドはオフロードルック「CROSS PLUS」のみ、ブラックはシティルック「POP STAR」のみ、グレージュはシティルックのみと制限があります。パールレッドはマツダのソウルレッドプレミアムメタリックみたいな感じでしょうかね。アルファロメオにもジュリエッタの限定車や4Cにコンペティションレッドという特別色が用意されています。

まとめ

あとは価格だけですね! 他の記事もご覧くださいね。500Xの先行展示も見てきましたよ。

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