新型インプレッサ国内発表!まずはデザインをチェック。内装は進化したけど外装は微妙。
2017/02/14
スバルの新型インプレッサが国内でも発表されました! 発売は今年の秋だそうです。国内向けスペックも発表されています。
今回はデザインをチェックしましょう。
スバル・インプレッサ
インプレッサは、Cセグメントに属するスバルの世界戦略車です。かつてはWRC(世界ラリー選手権)の出場車として活躍していたことでも有名です。
車体形状はセダンとハッチバック(世代によってはワゴン)の2タイプがあります。ハッチバックは「スポーツ」、ワゴンは「スポーツワゴン」と呼称されています。
大きな特徴は、スバル得意の水平対向エンジン+四輪駆動の組み合わせを採用していることです。グレードによってはFFもあります。
水平対向エンジン
水平対向エンジンは、クランクシャフトを中心にピストンが左右対称に並んだエンジンです。左右から同時に起きる振動を打ち消すことができることと、重心を下げられることがメリットです。ただ、補機類などを入れると重心はそれほど低くないとの見解もあります。
現在水平対向エンジン搭載車を販売しているのは、日本のスバルとドイツのポルシェのみです。水平対向エンジンは吸排気系統の取り回しの難しさやメンテナンス作業のしにくさ、幅の大きさ、偏摩耗の問題などのデメリットも抱えていて、他のメーカーは積極的に採用しようとはしていません。
ポルシェ・911に至ってはRRと水平対向エンジンという他がほぼ採用しない形式を今でも堅持していることで有名です。非効率とも言える方法ですが、今ではむしろその形式を守っていることが一種のブランドになっています。
四輪駆動
四輪駆動の制御もスバルが得意としています。特に雪国での評価は非常に高く、スバルの四駆がいかに素晴らしいかを滑りやすい路面で撮影した動画がYouTubeに投稿されたりなんかもしています。
新型インプレッサ
今回発表された新型インプレッサは5代目にあたります。発売は秋だそうです。
先代となる4代目(現在販売中)の発売は2011年なので、5年ぶりのフルモデルチェンジです。モデルサイクルが長いと言われたインプレッサも、よくある年数でモデルチェンジするようになりました。
エクステリアデザイン
フロントデザイン
結局市販モデルはおとなしくなってしまうのね、といういつもの感じです。
昨年の東京モーターショーで公開されたコンセプトモデルでは、凝った造形のフロントバンパー、深くえぐったサイドライン、スポーツカー的な薄いドアミラーなど、際だった特徴がありましたが、市販モデルは落ち着いてしまった感じです。フロントバンパーの造形はなんとなく実現できていますが、他はフツウです。
ヘッドライト右端のギザギザの切れ込みが特に残念です。これがあることでフロントグリルから出るラインの疾走感が出ていたんですけどね。
ちょうどマンガの効果線のようにフロントグリルを際立たせていたんですが、市販モデルはアウディみたいなスッキリしたデザインになってしまいました。
こうして比べるとコンセプトモデルは特殊ですね。まぁ実際にはコストがかかりすぎて市販モデルには使えないのでしょうかね。現行プリウスが変な形のヘッドライト使ってるくらいですから無理ではないのでしょうけど。
リアデザイン
普通ですね。街中を走っていても気づけそうにありません。
コンセプトモデルでは、カッコいいかを置いておけば特徴的なデザインにはなっていたので、こちらもおとなしくまとまってしまった感じです。せっかくのはみ出しテールライトも普通のデザインになってしまいましたね。
先代となる4代目インプレッサのリアはもっともっとカッコ悪いので十分進化した(というかCセグの普通レベルになった)んでしょうかね。私はこのデザインが嫌でインプレッサを購入車候補から外しましたよ。
セダンの「G4」もよくあるデザインです。なんとも。
インテリアデザイン
内装はシックにまとまっていると思います。先代は垢抜けないややダサな感じがありましたが、新型インプレッサの内装はカッコ良くなりましたね。最近のトレンドに乗ったエアコン操作系やドアスイッチ類、ナビやインフォメーションディスプレイも綺麗に入っています。
縦型エアコンルーバーからはスカイラインを連想しましたが、見比べると別物ですね。
まとめ
エクステリア:「悪くないが特に加点する要素無し」
インテリア:「内装がダサいスバルを脱却」
という感じでしょうか。次回は国内向けに発表されたスペックをチェックします。