消えるオジサンセダン!トヨタマークX生産終了へ。後継車は?

     2017/05/16

トヨタの中型セダン「マークX」の生産終了が決定したようです。

マークXは昨年11月にマイナーチェンジを受けたばかりなのにやめちゃうの? 後継車は?

※ 5/16追記 正式発表されたわけではありませんが、マークXとSAIの販売終了を非公式に認めたようですね。日本から国産セダンがますます減ることになります。

マークX試乗レビューはこちら↓

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トヨタ・マークXってどんな車?

マークXはトヨタの中型セダンです。欧州セグメント区分ではDセグメントに属します。

その名の通り9代続いた名セダン「マークⅡ」の後継車です。マークXの登場は2004年で、現行車は2009年に発売された2代目です。

マークXは昨年マイナーチェンジを受けて内外装デザインがリフレッシュされました。スポーティなデザインにしてきましたが、マークXのイメージを脱却することはできなさそうです。

典型的「オジサンセダン」

マークXは「オジサンセダン」と呼ばれる中高年向けのセダン型乗用車の典型です。セダン人気が低迷する中で、典型的中型セダンと自動車最大手トヨタという保守的な組み合わせを欲しがるのはほぼ中高年層に限られます。トヨタもそれを分かっていて、中高年に受けるデザインやマーケティングをしてきました。

同じ中型セダンでも、マツダ・アテンザ や BMW・3シリーズ があまりオジサンのイメージが無いのに対して、マークXは完全にオジサンセダンの地位を不動のものにしました。

貴重なFRセダン

オジサンセダンというイメージがある一方で、今では貴重なFRセダンでもあります。

後輪駆動の車自体が希少となっている現在、商用バン(エブリイやハイエース)を除くと、安い後輪駆動車はホンダ・S660、マツダ・ロードスター、トヨタ・86、スバル・BRZ、日産・フェアレディZといったスポーツタイプの車ばかりです。400万円以下で4枚以上ドアがある後輪駆動車は、マークX(251万円~)、BMW・1シリーズ(310万円~)、トヨタ・クラウン(381万円~)の3車種のみ。マークXは「オジサンセダン」だけでなく「FRセダン最安」の地位も確立しています。

マツダ・アテンザをFR化するなんて噂もあったんですけどね。あれから何の音沙汰もありません。

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マークX生産終了へ

2016年11月にマイナーチェンジしたばかりのマークXですが、早くも生産終了が決定したようです。先日のマイナーチェンジ以降に変更が入れられる予定は無く、次期モデルが用意されることなく「マークX」自体がなくなるようです。

FRセダンというメリットが特段生かされないオジサンセダンに成り下がっていましたので、続ける価値も無くなってきたのでしょう。FRセダンのままで名前を変えてもっと刺激的なスポーツセダンにしたら、BMW・3シリーズの廉価版として生き延びられたのかもしれません。せっかく面白いセダンがあるのに、インプレッサもレガシィもアクセラもFFですからね。マークXはFRという長所を生かしきれずにタダのオジサンセダンになってしまったのが残念です。

マークXの販売先は元々日本と中国のみ。アメリカやヨーロッパでも販売する世界戦略車ではないことも生産終了となる一因になったことでしょう。

生産終了時期はまだ分かりませんが、マイナーチェンジ直後なので少なくとも1年程度は受注を続けるかと予想されます。

後継モデル

マークXの直接の後継モデルはありませんが、クラスがほぼ重なるのはカムリでしょうか。カムリはアメリカでの主力車種ではありますが、日本で売るには車体が大きすぎるのがネックです。カムリは国内向けにはハイブリッドしか入っていませんが、北米向けには2.5Lと3.5Lがあるので排気量は現行マークXと同じです。カムリは1月9日に新型モデルが発表されたばかりです。

車種 トヨタ・マークX トヨタ・カムリ
グレード 250G Fパッケージ ハイブリッド
全長 4,770 mm 4,850 mm
全幅 1,795 mm 1,825 mm
全高 1,435 mm 1,470 mm
ホイールベース 2,850 mm 2,775 mm
車重 1,510 kg 1,540 kg
駆動方式 FR FF
トランスミッション 6AT CVT
エンジン形式 V型6気筒 直列4気筒
排気量 2.5L ガソリン 2.5L ガソリン+モーター
最高出力 203ps / 6,400rpm 160ps / 5,700rpm
+ 143ps
最大トルク 24.8kgm / 4,800rpm 21.7kgm / 4,500rpm
+ 27.5kgm
フロントサス ダブルウィッシュボーン ストラット
リアサス マルチリンク ストラット
燃費 11.8 km/L
(8.5 L/100km)
23.4 km/L
(4.3 L/100km)
価格 266 万円~ 322 万円~

マークXと同等サイズにトヨタ・SAI / レクサス・HS(兄弟車)がありますが、こちらは完全なハイブリッド専用車です。マークXにはハイブリッドが設定されていなかったので、後継車と捉えるのは難しいでしょう。一方プレミオ/アリオンは最高でも2.0L自然吸気エンジンまでしかありませんし、下は190万円~とマークXよりやや下のクラスです。

中型FRセダンとなると、レクサス・IS(旧アルテッツァ)しか無くなります。こちらはレクサスなので470万円~とかなり高額です。トヨタから「中型FRセダン」というクラスそのものが文字通り廃止になるということでしょう。

まとめ

また一つFR車が無くなりますね。マークXはFRの良さをあまり発揮できていないオジサンセダンなのでそんなに寂しくありませんが、後輪駆動車が消えゆく流れは止められない感じがありますね。FRのMTとなるともっと希少です。マークXも限定車でMTが用意されたこともありました。

マークXは、前身のマークⅡから数えると11代・約50年も続いたビッグネームです。FF・ハイブリッド人気の流れの中で、自然吸気エンジン・後輪駆動にこだわり続けたオジサンセダンは、イメージに縛られて生き残れなかったということですね。

マークX試乗レビューはこちら↓

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