トヨタスープラ/BMW Z4が撮られた!今度はソフトトップのZ4!

   

トヨタとBMWが共同開発しているスポーツカー「トヨタ・スープラ」「BMW・Z5」(いずれも車種名未確定)のスパイショットが再び撮られました!

今回撮影されたのはソフトトップ仕様の次期Z4ですよ!

トヨタ・スープラ / BMW・Z4 後継車

トヨタ・スープラ

80年代から90年代にかけてトヨタのフラッグシップスポーツカーを担っていた「スープラ」。元々はセリカの上級車種「セリカXX」(海外名スープラ)でしたが、1986年に発売されたモデルからは海外向けと同じ「スープラ」の名前を冠するようになりました。

トヨタ・スープラ(A80型,1998~2002年)

現時点での最後のスープラは1998年に発売された2代目スープラ(海外では4代目スープラ)です。排出ガス規制が強化された2002年は、各種スポーツカーが生産終了した年でもあります。

2002年に生産終了したスポーツカー

RX-7、スカイラインGT-R、NSX、スープラ、シルビアといった国産スポーツカーが2002年にぱったりと消えてしまいました。NSXとGT-Rは復活しましたし、スープラはこうして次期モデルが開発中ですが、ロータリーのRX-7は厳しそうですね。

BMW・Z4

一方BMWの2シータースポーツカーがBMW・Z4です。こちらは現在も市販されています。

現行Z4(2009年~)

現行Z4は2009年発売の2代目です。フロントマスクは他のBMW車と似たようなデザインを採用しています。

初代Z4(2003~2008年)ではソフトトップを採用したオープンカーの「ロードスター」と、屋根が固定式の「クーペ」の2モデルに分かれていましたが、現行の2代目Z4では電動格納式ハードトップモデルのみとなっています。

次期スープラ & 次期Z4

ここまでは全く関係の無い2車種でしたが、スープラ後継車と次期Z4はトヨタとBMWで共同開発されています。

日本メーカーと欧州メーカーによるスポーツカーの共同開発では、すでにマツダとフィアット(イタリア)が「マツダ・ロードスター」「フィアット/アバルト・124スパイダー」として販売しています。

ロードスター&124スパイダーは、どちらも日本のマツダ工場での生産となっています。一方スープラ&Z4はどちらもドイツのBMW工場での生産が見込まれています。

次期Z4は「Z5」ではない

Z4の後継モデルの名前を「Z5」として紹介している記事もよく見かけますが、Z5になる可能性は極めて低いです。その理由はこちらの記事で解説しています↓

次期Z4のスパイショット

今回撮影されたスパイショットは、フロントグリルがむき出しになっていることもあって見るからにBMW車というデザインが露出していますね。

そして特徴的なのはソフトトップ仕様であることです。前回のスパイショットではクーペでしたからね。

フロント

ソフトトップ版のスパイショット

今回撮られたソフトトップ仕様は明らかにBMW車だと分かるフロントマスクです。4シリーズ辺りと比べると、ヘッドライト位置やダクト形状、バンパー下部の処理など共通する部分が多くあります。

BMW・4シリーズ

先日撮られたクーペ版のフロントは明らかに異なります。こちらがトヨタ・スープラ後継車のデザインだとみて良さそうです。

クーペ版のスパイショット

サイド

ソフトトップの2シーターオープンスポーツですから、やはり比べたくなるのはマツダ・ロードスターでしょう。

現行Z4のサイズ感から予想されるサイズで縮尺を合わせました。ホイールベースはロードスターより少し長い程度ですが、ルーフの大きさから車内空間は現行ロードスターよりも広そうですね。現行Z4も車内が結構広いので、似たような傾向になりそうです。

それにしても車体のバランスはロードスターにソックリですね。ロードスターは4世代に渡って世界中で売れているモデルですから、参考車の一つにしているのは間違いないでしょう。

クーペのスパイショット

リア

リアのデザインはスープラ(あるいはクーペ仕様)とは異なるようですね。ただし、テールランプは偽装のためのニセモノの可能性もあります。

次期スープラのスパイショット

クーペ仕様の方はリアガラスを含めて大きく開くハッチ形状になっていますが、ロードスター仕様の方はトランク部分が独立して開くので開口部の位置が異なっています。

リアバンパー下部の処理や左右2本出しのマフラーエンドについては同一のようです。

ソフトトップの採用

今回撮られたモデルはソフトトップです。現行Z4は電動格納式ハードトップのみで、クーペ/ロードスターの区分はありませんが、次期Z4/スープラでは少なくともソフトトップとクーペが用意されるようですね。

先代ロードスター(3代目NC型)のように単一モデルでも十分な販売台数が期待されるモデルでない限り、ソフトトップと格納式ハードトップの両方を用意される可能性はかなり低いです。次期Z4/スープラはクーペとソフトトップの2モデルだと考えるのが妥当でしょうね。

過去モデルから想定される販売モデルはこんな風でしょうか。

BMW トヨタ
クーペ Z4クーペ
(サブ)
スープラ
オープン
(ソフトトップ)
Z4ロードスター
(メイン)

Z4はソフトトップメイン

BMW側のメインはソフトトップのZ4ロードスター。テスト車両もその通りになっていますね。

ただし、過去のZ3や初代Z4ではソフトトップに加えてクーペが販売されていた経緯から、クーペモデルも販売されることが予想されます。

スープラはクーペのみ?

トヨタの次期スープラはクーペ仕様がメインとなるでしょう。スープラの方はクーペ仕様のみでオープンモデルは発売されないと予想します。

先代スープラはクーペのみでしたし、トヨタは積極的にオープン仕様を出すメーカーではありません。現在の86/BRZもクーペのみ、セリカに用意されたコンバーチブルもマイナーな派生モデル扱いでした。トヨタのオープンと言えば、1台限りで終わったMR-Sと、電動ハードトップのレクサス・SCくらいです。

まとめ

クーペ仕様の次期スープラに続いて、ソフトトップ仕様の次期Z4が撮られたことで、デザインの違いや販売上の差別化が見えてきましたね。

続報に期待しましょう!

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