レクサスがホバーボードを発表!バックトゥザフューチャーの描いた未来がやってきた!?
レクサスがホバーボードを発表しました。エイプリールフールではありません。レクサスが本当にホバーボードを発表しちゃいました。
バック・トゥ・ザ・フューチャー パート2に登場したホバーボード、どんな原理で浮いているのでしょうか? いや、まずなんでレクサスがそんなことやってるの?
今年はバック・トゥ・ザ・フューチャーの年!!
今年はバック・トゥ・ザ・フューチャーの1作目が公開されてからちょうど30年になります。そして今年は特別な年。パート2で「30年後の未来」として主人公マーティが向かったのは、今年2015年だからです。
正確には2015年10月21日。もうすぐ30年前に描かれた未来がやってきます。
ホバーボード
パート2・パート3に登場する印象的な未来のアイテム「ホバーボード」。スケボーのような乗り物ですが、車輪がなくても空中に浮きます。
悪役たちも揃ってホバーボードに乗ります。
池で推進力を失うシーンもありますが、少なくとも水面上でも浮遊し続けています。
レクサスが作ったホバーボード
こんな夢の乗り物をレクサス(というかトヨタ)が本気で作ってしまいました。ちゃんと今年発表したところがスゴイですね。
原理
LEXUSホバーボードは低温保持装置を2つ備えており、その中で超電導体が液体窒素によりマイナス197度に冷却され、永久磁石のレールの上に置かれる ことで、浮上する。「レールの磁場がホバーボードの超電導体の中に「凍結」されることで、ボードとレールの間に一定の距離が保持され、浮くことができる。 この力は、ホバーボード上で人が立ったりジャンプしたりできるほど強いものだ」とevico GmbHのCEO、オリバー・デ・ハス(Dr. Oliver de Hass)は語っている。(トヨタ ニュースリリース)
超伝導電磁石を永久磁石の上に浮遊させる原理で浮上させているとのこと。超伝導状態になると電流が(抵抗の損失無く)永久に流れ続けることから、強力な磁力を発揮し続けられます。(少なくとも現在の技術では)超伝導を起こすには極低温にする必要があるので、液体窒素で冷却しています。レクサスのホバーボードは、ボード内部で超伝導を起こせるようにしているため、ボード内部は液体窒素でマイナス197度になっています。ドライアイスのような白いガスが出ているのはそのためです。「超伝導で浮く永久磁石」を上下逆さにした状態ですね。
つまり(当たり前ですが)どこでも浮上可能というわけではなく、永久磁石が埋められたところでのみ使えるホバーボードになっているということです。それでもこれだけ安定して浮上させるのが難しいことに違いありません。素直に賞賛を送りたいと思います。レクサスがやる必要があったのかは別として。
今後の展開
一般販売の予定は無いとのことですが、イベントなどで決められた場所で体験!みたいなのなら人を集められそうですよね。それをレクサスがやる必要があるかは別として。
動画では、レクサス・GSを飛び越えるシーンがありますね。失敗したら大損害だっただろうに。こういうアホなこと(褒め言葉)をトヨタがやってくれるのは面白みがあるので、企業イメージ向上という点では意味があるのでしょうね。
一応レクサス・RCの試乗レビューのリンクを貼っておきます。ホバーボードとはほとんど関係ありませんがね。