新型プリウスの写真を分析!現行と比較するとコンセプトが見えてくる
2015/08/25
次期プリウスと目されるテストカーがタイで撮影されました。撮影されたのはリアからの写真1枚のみ。この写真を現行の3代目プリウスと比較して、次期プリウスがどういうコンセプトの車になるのか考えてみました。
※8/25追記 ほぼ完全な姿が撮影されました → 新型CX-9のスパイショット続報!ほぼ完全な姿が見えたのでガッツリ比較
新型のデザイン
撮影されたたった一枚の写真をもとに、次期プリウスを予測してみます。同角度から撮った現行プリウス(3代目)と比較してみましょう。
全体のデザイン
2代目、3代目プリウスは「ワンモーション・フォルム」と呼ばれる、ボンネットからフロントガラス、ルーフ、テールエンドまでが段差なく繋がったデザインになっています。 卵形のようなこのデザインは、主に空力改善による燃費向上のためです。
一方4代目になるとみられる次期プリウスは、リアガラスとテールエンドの間に若干の段差が設けられています。今までのワンボックス的な形から、ややセダン寄りに変更しているわけですね。大げさに書けばこうですね。
リアドア
リアドアのガラスの形状が変更になっていますね。今まではドアのさらに後ろに三角窓があって、ハッチバックやステーションワゴンのようになっていたが、次期型にその窓はありません。ドアガラスは2分割されていて、前方のみが開けられる構造のようです。
これは、リアドアの後端をより後方(つまり後輪の上)に延ばして乗降性を向上させているのでしょう。その分ドアを開いたときに横にぶつかりやすくなるので、狭い駐車場に停めるときは注意が必要ですね。
リアオーバーハング
リアオーバーハング(後輪よりさらに後ろの部分)は少し伸びたように見えますね。
セダン形状に近づけた結果とも言えますが、これはおそらく積載量を増すためでしょう。プリウスはトヨタのハイブリッド専用車種の座を一手に担っていたわけですが、現在はアクア(海外名ではヤリスHV)もハイブリッド専用です。アクアとプリウスを差別化するために、車体を少し大型化するのでしょう。
次期プリウスの目指す先
次期プリウスの写真から、4代目プリウスについて以下のことが言えるでしょう。
- ワンボックスからややセダン寄りになる。
- 積載量や後席乗降性を改善して、アクアとの差を鮮明にする。
- 車体はやや大型化する。
次期プリウスはJC08で40km/Lに到達するとも言われています。主な改善ポイントは車体の軽量化になるでしょうが、外装デザインにも変更が加えられることになりそうです。2代目→3代目の外装デザインは小変更のみだったので、4代目がどうなっていくのか楽しみですね。
※8/25追記 ほぼ完全な姿が撮影されました → 新型CX-9のスパイショット続報!ほぼ完全な姿が見えたのでガッツリ比較