アルファロメオが新型セダン(ジュリア)の画像を公開!159・ジュリエッタと比較してみた
2015/07/03
アルファロメオが新型車の発表を6/24にすることが分かりました。オランダの公式Facebookにはティーザー(じらし)広告として、ぼかされた写真が掲載されています。
何を隠そう、私はアルファロメオ・ジュリエッタに乗っているので気になって仕方がありません! 先代セダン「159」や現行ハッチバック「ジュリエッタ」と比較してみましょう!
※ 「ジュリア」が正式発表されました! → アルファロメオが新型セダン「ジュリア」を発表!フェラーリ製V6を搭載
目次
公開された写真
公開されたのは以下の写真です。6/24に発表と明記されています。
※ 6/24 8:10追記。イタリアのミラノで開催中の Expo Milano 2015 で発表されます。
発表は イタリア時間16:00からなので、日本時間の24日23:00から 訂正:イタリア時間の24日18:00からなので、日本時間の25日1:00から 情報が錯綜していましたが、日本時間25日0:00に発表が始まったようです! → アルファロメオが新型セダン「ジュリア」を正式発表!(随時更新)
- 現行車種のCセグメントハッチバック「ジュリエッタ」より一回り大きい。
- 車体形状はセダン。ボンネットは低めで長い。
- 伝統の盾型グリルは、現行の「ミト」「ジュリエッタ」と同様、縦長で大型。
- アルファロメオらしい5ホールホイールを装着しているように見える。
159の後継。名前は「ジュリア」の可能性が濃厚。
予想されるのは、かねてから噂されていた、アルファ・159の後継車種だと思われます。名前は「ジュリア」になる可能性が濃厚です。下の写真はすでに生産を終了している先代のセダン「159」です。
ジュリアとジュリエッタの関係
アルファロメオに「ジュリア」という車名が最初に登場したのは、1962年のことです。1954年に先に登場したスポーツクーペ/オープンの「ジュリエッタ」の姉の立ち位置として名付けられました。
さらに元をたどると、「ジュリエッタ」の名は、あるエンジニアの妻がアルファロメオの社員に言った
「あななたちは8人のロメオなのに、ジュリエッタはひとりもいないのね」
という言葉から付けられた車名だと言われています。(公式情報ではありませんが。)
1962年に登場したアルファ・ジュリアは、ジュリエッタから派生して命名されました。ジュリアはジュリエッタより一回り大きな4ドアセダンでした。
159からどう変わるか
じっくり見てみましょう。
シルエットは酷似していますね。ライト周りはミトやジュリエッタに倣って単一のヘッドライトユニットになるようですが、全体の印象は似ています。直接の後継車であることは間違いなさそうです。159にはステーションワゴンもあったので、ジュリアにも用意されることでしょう。
盾型グリルの内部にはミトやジュリエッタにあるような水平バーは無い、4Cと同様のデザインのようです。
写真では分からないポイントとして、ジュリアはFRを採用しそうだ、ということです。159は昨今の他社車種とどうようにFFを採用していましたが、ジュリアはFRになると言われています。
フィアットのCEOはアルファロメオを現在よりもよりプレミアムなブランドとして確立させたいと言っているので、プレミアムセダンという立ち位置になるためには、他車種との共用がしやすくコストを抑えやすいFFよりも、上質な走りを優先させてFRレイアウトとするのでしょう。
ジュリエッタからどう変わるか
アルファロメオの現在のラインナップは、Bセグメント 3ドアハッチバック「ミト」と、Cセグメント 5ドアハッチバック「ジュリエッタ」、スポーツカー「4C」の3車種です。
ジュリアのティーザー写真を見る限り、リアドア周りの処理や、ドアウインドウの形状、B/Cピラーの色遣いがソックリですね。名前を似せてくるくらいなら、「ジュリア」は「ジュリエッタ」の上位車種であることがデザインからも伝わるようにするのだと思います。私のジュリエッタも5ホールホイール(別名:大梅ホイール)を履いています。ジュリアも(少なくとも私には)同様のホイールを履いている(オプションかも)ようです。
アルファロメオをプレミアムブランドへ向かわせるのであれば、VWゴルフと同じCセグメントである「ジュリエッタ」は大衆車の領域なので、ラインナップから外したいのかもしれません。もし新型セダンの名前が「ジュリア」にならなければ、「ミト」と「ジュリエッタ」は早々にラインナップから外されてしまうのかもしれませんね。オーナーとしてはそうなって欲しくありませんが……。
ジュリアのパワートレインは?フェラーリと共用との噂も。
新型ジュリアには直4とV6のエンジンが用意されると見込まれています。噂ではV6エンジンはフェラーリと共同開発との話もあります。
アルファロメオはフィアットグループの一員です。スーパーカーメーカー「フェラーリ」や「マセラティ」もフィアットグループです。ジュリア(の上級グレード)のエンジンをフェラーリやマセラティと共用することで、アルファロメオ自体のブランド力向上を図りたいという思いが見て取れます。
現行のジュリエッタでは、国内だけでも直4 1750ccガソリンターボと直4 1400ccガソリンターボの2種類のエンジンがあります。本国イタリアではディーゼルエンジンが1.6Lと2.0L、ガソリンは低出力版を含め4種類、さらにプロパンガスエンジンの計7種類のエンジンが用意されています。
新型ジュリアにおいても、直4ガソリン、V6ガソリン、ディーゼルターボなどのパワートレインが用意されることでしょう。日本に入ってくるのは、ジュリエッタとミトがガソリンのみであることから直4ガソリンエンジンとV6ガソリンエンジンのみであると予想します。
まとめ
アルファロメオは、高級スポーツカー「4C」と高級セダン「ジュリア(仮)」でプレミアムブランドへの道を突き進んでいくようです。ライバルはBMW、ベンツ、アウディなどのドイツ系プレミアムブランドでしょう。おしゃれイタリア車の底力を見せて欲しいところですね!
※ 写真が公開され始めたので随時更新しています。名前はやはり「ジュリア」のようですね! → アルファロメオが新型セダン「ジュリア」を正式発表!(随時更新)