9月に発表されそうなポルシェ・パジュンってどんな車?EV版もあるらしい

   

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9月に開催されるフランクフルトモーターショーでポルシェが発表する可能性が出てきた新型車「パジュン」。どんな車なんでしょうか?

スポーツカー以外も作るポルシェ

ポルシェといえば「911」を始めとする伝統あるスポーツカーが有名ですが、スポーツカーでない車が3車種あります。

ラージSUV「カイエン」

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ポルシェ初のSUVにして初の5ドア車。デビューは2002年で、この巨体にしてスポーツカー並みの性能です。現行は4,845×1,940×1,710mm。こんなサイズなのに日本でもちょくちょく見かけますね。

フォルクスワーゲンのラージSUV「トゥアレグ」と共通のプラットフォームを使っていて、ポルシェ躍進の立役者にもなりました。

ミドルSUV「マカン」

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マカンはカイエンより1サイズ小さいSUV。2014年にデビューしたばかりです。

アウディ・Q5とプラットフォームを共有し、直列4気筒エンジンがラインナップに加えられたことでも話題になりました。マカンの成功を足がかりに、スポーツカーの「ボクスター」にも4気筒エンジンが採用されるという話も出てきています。

5ドアセダン「パナメーラ」

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2009年にポルシェ初の5ドアハッチバックセダンとしてデビューしました。V型6気筒またはV型8気筒のエンジンを搭載し、最高速度は259~306km/h(モデルによる)というハイパフォーマンスセダンです。

車体サイズは4,970×1,931×1,418mm。最低価格は約1,040万円。ハイエンドモデルである「パナメーラターボS」は4.8L V8ターボエンジンを搭載して4輪を駆動、価格は約2,980万円にも達します。

パジュンの立ち位置

新型車「パジュン(Pajun)」はパナメーラの弟分となる4ドアセダン、つまり「パナメーラジュニア」を表します。

ライバルはBMW 5シリーズ、メルセデスベンツ・Eクラス、アウディ・A6/S6など。アウディは身内(同じフォルクスワーゲングループ)ですけどね。さらには発表されたばかりのフェラーリ製エンジンを搭載するアルファロメオ・ジュリアもライバルになるでしょう。

デビューは2016年と見込まれていて、今年9月のフランクフルトモーターショーで正式に発表されるとの情報が出てきています。

パジュンのスペック

パワートレインは同じフォルクスワーゲングループのアウディと共用できる、V6ガソリン自然吸気、V6ガソリンターボ、V6ディーゼルターボがラインナップされることでしょう。

さすがにアウディとまったく同じとは思えないので、ポルシェ独自のチューニングが施されることになると思います。

EVバージョン

アウディは自社の新型SUV「Q1」「Q8」に電気自動車モデルを用意すると発表しています。Q1の発売は2016年、Q8は2019年の予定です。

ポルシェはこのQシリーズのEVプラットフォームを使ってパジュンのEVバージョンを投入する可能性も出てきました。2台のモーターによる4輪駆動で最高出力600馬力に達するものと見られていて、航続距離もテスラ・モデルSの航続距離(公称502km)を凌駕するとの噂もあります。

まとめ&価格

環境配慮の要求だったり利益率の問題だったりと、ポルシェもスポーツカーばかりを作ってるわけにもいかない時代になってきたということですね。

とは言っても、カイエンにしてもパナメーラにしても普通の車のレベルではなく、しっかりスポーツカー的な作りで出してきました(ポルシェ自身はスポーツカーだと言い張ってるほど)し、今回もどんなパワフルなセダンを出してくるのか楽しみですね。時期的にもアルファロメオ・ジュリアと競わせる企画とか出てきそう。

予想価格

3.0L V6ツインターボエンジンを搭載する、ミドルSUV「マカンS」の価格が744万円~。マカンとプラットフォームを共有するアウディ・Q5は627万円~。ラージSUV「カイエン」は859万円~。

それに対してパジュンより1クラス上のセダン「パナメーラ」が1,038万円~。

ここから推測すると、「パジュン」のスタート価格は、アウディ・A6(597万円~)より一回り高い700万円前後になるのではないでしょうか。

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