新型ミニコンバーチブル試乗記!幌操作には若干難あり!?

   

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ミニクーパー コンバーチブルの新型モデルを試乗してきました。オープンはやっぱり爽快だけど、気になるところもチラホラ。

貴重な4シーターオープンの中でも、軽快感のある車はミニコンバーチブルがほぼ唯一の存在です。その走りはオープン好きの私にどう映るでしょうか。

今回はソフトトップの開閉操作をレビューします。もう少し工夫してくれたらなぁ。

キャンバストップ開け

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ミニ コンバーチブルの幌は、途中まで開いた状態で止める「キャンバストップ開け」ができることが特徴です。

ちなみに公式サイトでは「サンルーフ」と呼称していますが、サンルーフにはガラスや樹脂製のものも含まれていて、最近ではそちらの方が一般的になってきているので、「キャンバストップ」と呼ぶ方が分かりやすいと思います。キャンバストップもサンルーフの一種なので間違ってはいないんですけどね。

幌操作の問題点

幌開けで「謎の一時停止」

開けるときはキャンバス開け状態で一時停止します。そのまま数秒待っても再度動き出さなかったので、一旦離して再度スイッチを倒すと再び開き始めました。しかも止まるときには何の音も無し。

フルオープンにしたい場合は幌の動向を気にして、止まったら再度スイッチ操作をしないといけません。もっとスマートな解決方法はなかったのでしょうか? キャンバストップ開けをする人がどれだけいるのか分かりませんが、フルオープンにする時は毎回この操作をするなんてバカげています。キャンバストップ開けで止めるための停止にしても長すぎます。

キャンバストップ状態になった時点で小さく「ピッ」、1秒待ってもスイッチを倒し続けているなら「ピー」と短く鳴って再度開く。それでいいじゃないですか。使い勝手を考えてなさ過ぎます。

[フルオープン → キャンバストップ]はできない

フルオープンから閉めている途中で止めてキャンバストップ状態にするという操作はできません。必ず一旦幌を完全に閉める必要があります。これ使いにくくありませんか?

せっかくキャンバストップ開けができるのであれば、状況に応じて使いたいですよね。後部座席から風の巻き込みの苦情が出たとか、日射しがキツくなったとか、エアコンを効かせたいとか、でも少しは開けたい。こんなときに一旦閉めてから再度開けるというなんともカッコ悪い操作をしないといけません。

まとめ

エンジン(3気筒以外)や駆動,足回りなどは、好みはともかくBMWらしくしっかり設計されているなぁと感じるんですが、細かい操作系なんかは結構詰めが甘いんですかね。内装のスイッチ類なんかもデザインに若干一貫性が不足している(統一はあるけど統一はされていない)辺りも詰めの甘さを感じます。

価格も含めるて総合的に評価すると、「4座オープンじゃないといけないよっぽどの理由がなければ、これにする必要はない」というのが結論です。悪い車ではないんですが、4座じゃなければもっと良いオープンカーはいくらでもありますし、プレミアムコンパクトのジャンルにも色んな車が揃っています。[ホンダS660アウディA1]とか、[ロードスターフィアット500]とか、夢の広がる面白い車がたくさんあります。

今日の格言:できそうでできないもの。4シーターオープンと写真の整理。

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