ポルシェ・パジュンのCGが流出!? ベビーパナメーラの発表は近いのか
ポルシェの新モデル「パジュン」のCGが流出したとのニュースが入ってきました。
流出が本物なのかチェックしてみましょう!
ポルシェ・パジュンってどんな車?
ポルシェ・パジュンは、ポルシェの4ドアスポーツカー「パナメーラ」の弟分となる車で、2015年から発売の噂が出ていました。
15年秋には発表されるとの噂でしたが、延期されたらしくまだ正式発表されておりません。「パジュン」という名前すらも噂でしかなく、実際に市販されるときには別の名前になっているかもしれません。
パナメーラのフルモデルチェンジも近いようなので、デザイン公開は新型パナメーラの方が先になるかもしれませんね。
「流出した」とされるCG
こちらが流出したとされるCGです。
コンセプトカー「ミッションE」に酷似
全体のデザインがEVコンセプトカー「ミッションE」にかなり似ています。
分かりやすいテールランプ&「PORSCHE」周りはともかく、リアバンパー下の形状やフロントフェンダー後部のブレーキ排気孔の形状、フロントフェンダーのラインなど似すぎです。
コンセプトカーのデザインは市販車の下地になっているのはよくあることですが、似せ方が中途半端です。観音開きドアでクーペルーフにしていたのなんか忘れてしまったんでしょうか?
市販仕様というほど完成度が高くない
たしかに良くできたCGであり、流出した本物である可能性もゼロではないでしょう。
しかし、ポルシェが出す市販車両として考えるとやや完成度が低いように思います。実際に市販されているパナメーラと比較してみましょう。
現行パナメーラの発表は2009年だったので、早7年が経過しています。当然現在のポルシェデザインより世代が古いことは確かですが、(美しいかはともかく)「ポルシェが作る4ドアサルーン」として完成されたデザインになっています。ボクスターを模したようなリアデザイン、滑らかなルーフ、フロントフェンダーからリアへと流れるショルダーライン。ポルシェデザインが4ドアに体現されています。
一方パジュンの「流出CG」はデザインの方向性が統一されていません。不自然に盛り上がったフロントフェンダー、異様に長いフロントドア、ハッチ上端の角張ったリアスポイラーなどなど。リアドアウインドウは上に絞り込んでいるのにドアハンドルがやたら低いのも一貫性がありません。
予想CGとみて間違いなさそう
要するに「美しくない」わけですよ。特にリアホイールなんか大きすぎて引きで見ると気持ち悪いです。コンセプトカーじゃないんだからさー。
描きにくいフロントフェンダーやテールランプデザインなんかはコンセプトカーのものを流用して、比較的作りやすいドアやルーフ周りで市販車としてのつじつまを合わせる。それっぽく4ドアの長さに仕立てて、パナメーラよりやや小ぶりなCセグメント的リアハッチにすればパジュンCGの完成です。
まとめ
今の時代情報の流出が起きやすい環境なのは事実です。ですが「流出のしやすさ」を逆手にとって「ニセ流出」がたくさん発生するのもまた事実です。毎年「次のiPhoneの情報が流出!」と何度も話題になりますが、実際に真実だったものはほんの一握りです。
次の車のデザインが一足早く見られるのはワクワクして楽しいものですが、情報をうまく取捨選択する必要がありますね。