[2016年版] 後輪駆動のMT車 販売中の全22車種を一挙紹介！番外編は意外な3台

日本ではほとんど見かけなくなったMT車。そしてかなり珍しくなってしまった後輪駆動。車種の選択肢がかなり狭くなってしまいましたが、これらを併せ持つ車は「車を走らせる楽しさ」をまっすぐ伝えてくれます。

そんな後輪駆動MT車を求めるあなたに、現在日本で販売中の全22車種を一気に紹介します！

今回は800万円超えの6車種を紹介します。他の価格帯はこちら → ～400万円 7車種　400～800万円 6車種　800万円～ 6車種

後輪駆動MT 番外編

ここまで3回に渡って後輪駆動MT市販車を紹介してきました。ここまでで22車種中19車種です。

今回は番外編として残りの3車種を紹介します。皆さんが期待しているであろう車とはあまりにジャンルが異なるので別にしました。

フロント、あるいはリアミッドシップにエンジンを搭載し、後輪を駆動する。トランスミッションは5速MT。スポーツカー？ いえいえ、軽ワンボックスの商用車です。

スズキ・エブリイ

まずはスズキの軽ワンボックス「エブリイ」です。K-1ボックスの代表的車種ですね。初代エブリイは1982年発売ですが、系譜をさかのぼると1964年発売の「スズライトキャリイバン」（スズキ・キャリイのバン仕様）にたどり着きます。車名こそ変わりましたが、50年以上の歴史ある車種なわけですね。

現在は6代目エブリイが販売されています。エンジンをフロントに搭載し、FRとFRベースのパートタイム4WDがあります。軽ワンボックスといえどもほとんどのグレードがAT設定で、MTが選べるのはFRが1グレード、パートタイム4WDが1グレードです。

2015年12月以降、MT車は特別仕様車扱いになっていますが、少なくとも次のフルモデルチェンジまではMT車が販売され続ける可能性が高いと思います。

ホンダ・バモス / バモスホビオ

ホンダの軽ワンボックス「バモス」にも後輪駆動MTがあります。バモスで特徴的なのはエンジン搭載位置です。トランクの下、リアミッドシップにエンジンが搭載されています。リアミッドシップで後輪駆動の「MR」というわけです。

リアミッドシップにエンジンがある乗用車となると、バモスの他には軽スポーツカーの「ホンダ・S660」、EVの「三菱・i-MiEV」くらいで、後はロータス、ポルシェ、アルファロメオ、フェラーリといったメーカーのスポーツカーばかりです。ホンダ・NSXもMRなので、ホンダは3車種（バモス/バモスホビオ，S660，NSX）もMR車をラインナップしているわけですね！

別車種に分けるべきか微妙なところですが、バモスのハイルーフ仕様には「バモスホビオ」という別車種名が与えられています。こちらにもMTの設定があるので、エブリイと合わせて番外編は3車種ということです。

スペック一覧

※ I.T.L.は、「アイソレーテッドトレーリングリンク」というスズキ独自の形式で、車軸懸架の一種です。

当然ですが、番外編の3車種は他のどの車種よりも安いです。他はスポーツカーかスポーツセダンばかりですからね。

まとめ

他とはまるで性格の異なる3車種を紹介しました。エブリイはともかく、リアミッドシップのバモスは本気で改造したら面白いのかもしれませんね。どうやっても商用車の雰囲気は残ってしまいそうですが。

他の価格帯はこちら → ～400万円 7車種　400～800万円 6車種　800万円～ 6車種

 - 一覧
 - FR, MR, 軽自動車, 駆動方式

• アルファロメオ・ジュリエッタから1.4Lターボが消滅！何を意味する？