マツダRX-VISION発表!ロータリー復活への大きな一歩!

     2015/11/02

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マツダが東京モーターショーにて、ロータリーエンジン搭載を想定したコンセプトカー「RX-VISION」を発表しました。

カッコいいですよこれ!! でもエンジンについてはあまり語られなかったな……。

市販化の可能性については別記事に詳しくまとめました。

エクステリアデザイン

フロント

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流麗なボディデザインですね。RX-7の流れを汲む、曲面を多用した美しいスタイルです。

魂動デザインの範疇ではありますが、他の魂動デザイン群からするとアテンザ・アクセラ系統よりも新型ロードスター系統に近いデザインですね。

RX-7

マツダ・RX-7(3代目FD型)

サイド

RX-VISION-side-s低いですねぇ。特にキャビンの高さが異様に抑えられています。

ドア周りの造形はナンジャコレってくらいに凝った曲面になっています。ここもRX-7の流麗さ+魂動デザインの集大成なのでしょうね。

ボンネットがやたら低い理由については別記事にまとめました↓

リア

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ティーザー画像の時も指摘しましたが、リアビューはRX-7とかなり似ています。なだらかに下りるリアガラス、リアの高い位置に丸目4灯のテールランプが配され、テールランプ間は水平に結ばれる。そしてその下にマツダのエンブレム。そっくりです。

リアガラス

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RX-7

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コスモスポーツ

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初代ロータリーエンジン搭載車であるコスモスポーツへのオマージュと言われる、RX-7の大きく湾曲したリアガラスは今回は踏襲されませんでした。

インテリアデザイン

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コンセプトカーだからぶっ飛んだデザインになるのかなぁと思いましたが、意外とちゃんとしたデザインでした。シンプルに美しくまとまっていますね。

注目するポイントとしては、レクサス・RCのようにセンタートンネルが大きいこと、シフトノブがショートストロークであること、そして当然ながら着座位置がかなり低いことです。コンセプトカーなので、細かい造形までは市販車に引き継がれることはないでしょう。

メーター

注目したいのがメーターで、RX-7(3代目FD型)とほぼ同じ配置になっています。

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RX-VISION

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RX-7(3代目FD型、6型)

スピードより回転数を意識してくれと言わんばかりに中央にはタコメーターが鎮座し、右側には速度計、左側には燃料系や水温計が配されています。

微妙に違うのは、RX-7が中央のタコメーターのみ垂直ゼロ指針(ただし5型以降の後期型のみ)になっている一方、RX-VISIONは速度計どころか写真で見る限り左の小径メーターですら垂直ゼロ指針になっているようです。

ちなみに垂直ゼロ指針でメーター背景が黒なのは、FD型RX-7の1~6型中5型のみです。最終6型では写真のように白背景になりました。RX-VISIONは周囲の色と合わせると黒のが合っていたんでしょうね。

エンジン

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RX-VISIONへの搭載を想定するロータリーエンジンは「SKYACTIV-R」と名付けられました。具体的な内容は残念ながら発表されていませんが、現在のスカイアクティブファミリーに加えようとしているということですね。

現行スカイアクティブは、ガソリンエンジンが「SKYACTIV-G」、ディーゼルエンジンが「SKYACTIV-D」と呼ばれています。他にもマニュアルトランスミッションの「SKYACTIV-MT」、オートマチックトランスミッションの「SKYACTIV-DRIVE」など、共通する名前になっています。

ロータリーエンジンが登場するなら「SKYACTIV-RE」となるのでは、と噂されていましたが結局なかなか登場せず、今回「SKYACTIV-R」として登場したという流れとなりました。

おそらく技術的には2007年に発表された1600cc直噴2ローターエンジン「16X」に基づいていることでしょう。

まとめ

やっと来たか、という感じですが、期待以上に流麗なデザインに感激しました。

実際に発表されるかについては「2017年のロータリー50周年を経て、2020年のオリンピックイヤー&マツダ100周年に発売できれば美しいですね」と客観的なコメントに留まったものの、まだ可能性は十分ありそうです。

復活を期待する声が大きく、燃費・排ガス問題がクリアできれば、マツダの新たなフラッグシップスポーツとして登場してくれるでしょう。FRセダンをラインナップする「プレミアムスポーツブランド」に進めていくには、孤高のピュアスポーツカーが必要ですよマツダさん!

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